中学2年生の頃からかかわっている子がいます。
あと1年ほどで成人になります。
入学した高校生活が思うようにいかず,戸惑っています。
それなりの期間かかわってきたこともあり,相談員としての私との関係は築けていると思っています。
私のことを姓ではなく「〇〇さん」と名で呼びます。
私にフランクにいろいろなことを話してくれます。
訪問や提案も受け入れてくれます。
この数ヵ月,より話す機会が多くなりました。
語られることから気づかされたことがあります。
“私はこの子のことを表面的にしか理解していなかった”
高校生活が順調ではなくなったときもしっかり話は聞いてきたつもりです。
けれどもいま語られるのは,その根底や奥にあることがらです。
改めて目の前のこの子をしっかり理解していかねば,と思うようになりました。
そうしなければ自立に向けて既成の道筋をただ提案するだけになってしまいます。
本人の主体的決定にかかわっていくことをより認識しなくてはなりません。
支援業務を行う者として関係が築けていることは,とりあえずベースが整っていることに過ぎないと教えてもらっています。
関係が築けているだけでは
・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

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