ズレ

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

不登校の子どもや親を支援しているNPO法人の活動をテレビが取り上げていました。
地域の映画館を利用して子どもや親にかかわる活動です。
初めにアナウンサーが「不登校に悩む子どもたちの話題です」と紹介しました。
そのとき,「子どもは不登校に悩んでいる?」と違和感を覚えました。
登校できない,登校しない子のなかには,そのような状況に至った原因や背景などに困ったり悩んだりしていることはあると思います。
けれども不登校そのものは悩みの対象ではないと私は受け止めています。
不登校に悩んでいるのは親や学校の先生など周りの大人でしょう。
このズレが子どもたちをさらに悩ませることになっているとも感じます。
子どもたちの悩んだり困ったりしていることに正面からかかわることがおろそかになっています。
番組では「交流の場に」との字幕もありました。
これも「交流することが良し」との響きを携えているようで,子どもにとっては新たなハードルになります。
活動されている方はそのような考えではないようで,共感できました。
「不登校=〇〇」という,目の前の子どもから離れてしまった受け止めが多くみられます。
「〇〇」がさらに子どもの困り感を高めます。