スマホ認知症

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

社会や学問,科学が進むと,いろいろ新たなことがわかってきて,そのたびにそれまでになかった言葉が登場します。
以前は「発達障害」という用語もありませんでした。
当然,適切な対応をすることもなかったと思います。
近年「スマホ認知症」という用語を聞くようになりました。
判断力や記憶力の低下を訴えて医療機関を受診する人が少なくなく,探ってみるとスマホやタブレットを使用している時間が非常に多いことが共通していることがあるそうです。
用語をつくったのは脳神経外科医の方。
スマホやタブレットなどは,本などに比べて情報量が非常に多く,脳はそれらの情報を処理しなければならないとのこと。
今はスマホでいろいろなことをすぐに調べられる環境になりました。
疑問を持ったり,調べたりすることは決して悪いことではありませんが,その頻度があまりにも多い場合,脳が過労状態になるそうです。
結果として,脳は情報を処理しきれない状況になり,脳の機能低下を招き,判断力や記憶力に問題が生じるとのこと。
認知症のような症状を呈するので,「スマホ認知症」と命名したのでしょう。
スマホを肌身離さず持ち,あまりにも頻繁に用いることは考えねばなりません。
便利さの陰には思わぬ悪影響もあるのですね。