夕方、ゲームばかりやっていないで外に出ようと、里子を誘ってなっちゃんの散歩に出ました。出発してすぐに里子が、「お! 帰ってきてる」と言って近所の家の前で立ち止まりました。見ると普段はない黒のワンボックスが駐車しています。その家は、子どもが小さい頃からの友達のお母さんの実家です。その友達は高校進学を機に、単身赴任していたお父さんの住んでいる東北に引っ越していったのでした。
立ち止まっているとすぐに、中から友達が出てきて里子と懐かしそうに話を始めました。友達は家族と一緒に、8月8日の館山の花火大会に合わせて、家族で帰省しているのだそうです。二人の話が長引きそうなので、一人でなっちゃんの散歩に行って帰ってきてみると、二人はまだ話をしていました。我々里父母とは普段ほとんどまともな会話ができないので、ちょっと安心しました。


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