児相で減少? 自治体で増加?

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

こども家庭センターに関する会議に参加しました。
所属や業務は多様な方々が全国各地から参加しました。
そのなかで,ある児童相談所の所長さんが次のように発言していました。
「自分の児相の虐待取り扱い件数は減少している。一方,近隣自治体の相談件数は増加している」
これは肯定的にとらえてよいのではないか,という立場からの発言でした。
私も同感する部分があり,そのように発言しました。
一般的に,児相で取り扱うのはハイリスクや子どもの保護を必要とするケースがほとんどです。
一方,自治体はそこまでリスクは高くないケースを日常的にサポートしていく役割を担います。
自治体が対応していることで,児相ケースにならないというとらえ方からすると,上のような受け止めになります。
自治体からは大変という声が聞こえてきているのは承知しています。
自治体の専門性や組織体力をあげていく必要があるのでしょう。
こども家庭センターの設置がそのことを念頭に進められているかは大きなポイントです。
自治体や児家センは,レッドゾーンにならないようにサポートしていくのも大事な務めだと思っています。
関係機関も含めて頑張りどころだとも。