面接の準備

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

千葉県の公立高校入試まで約1ヵ月になりました。
個別型の学習支援でかかわっている中3生から,面接の準備について相談がありました。
「面接ノート」なる教材に,いろいろなことを書き込んでいて,それを見て欲しいということです。
読んでみて時間をかけたであろうこと,自分と向き合って整理していったであろうことがすぐに感じられました。
ここまで必ずしも順調に過ごしてきたわけではないことが,力のある文章を生んでいました。
面接というと「あなたの長所・短所」「中学校で頑張ったこと」「高校でやりたいこと」などが,準備する定番のような気がします。
この子どもが書いた内容は,それらのどれにも該当していませんでした。
数年間のかかわりで,私なりにこの子どもの在り様を感じてきました。
それらが率直に表現されていました。
「あなた自身をとてもよく表していると思う」「力のある内容だよ」「文に嘘が無い」と伝えました。
受験科目の勉強も大事だけれど,入試に臨むにあたり自分自身と向き合うかけがえのない営みがあることを知りました。
帰り際,お母さんに「この子は本当によく育っていますよ」と伝えました。