大人に相談する練習

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

自治体の要対協部署の担当者と話していて,新たな見方を知りました。
「学校でスクールカウンセラーが子ども達全員と面談する。
 それを大人に相談する練習の場ととらえる」
というのもです。
なるほどと思いました。
オレンジのある地区の多くの学校では,全員面接などと称し時期を分けるなどしてすべての子どもとスクールカウンセラーが面談する機会を設けています。
子どもたちに心配なことや相談したいことがあれば,そのきっかけにするというのがねらいだったように受け止めています。
それも意義深いと思います。
今回の「相談する練習」というのは,なかなかいい考え方だと思いました。
いま,子どもにSOSや相談ごとを発信する力を身に付けさせることが必要と言われています。
学校だけで担うことではないと考えますが,学校はその役割を担わざるを得ない機関のひとつです。
教育相談という呼び名で年に数回,担任や校内の先生方との面談も行われています。
その教育相談も,大人へ相談する練習という視点を取り入れるのも意義深いと思いました。
このような見方は,その学校が子どもの権利や利益により目を向けることにつながるような気がします。