『生きる』①

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

ドキュメンタリー映画『生きる』を見てきました。
登場する多くの方は,数回,または繰り返しお会いし話したことのある方でした。
これまでのかかわりで,これらの方のやられてきたことや考え,思いはある程度理解し共感していると思っていました。
でも映画を見ると,それらがさらに浮き彫りにされ立体的に伝わってきたように感じました。
報道で見てきた動画では,決して伝えられないものだと思いました。
これまでの理解や共感とは次元の違うもののような気がしました。
演出やナレーション,必要以外のテロップはありませんでした。
これらの方々のやられてきたことや思いが,違う次元のものを私にもたらしたのだと思います。
苦しみ,葛藤,失望,やるせなさ,先の見えない不安,自問自答を幾度も幾度も繰り返し進まれてきたことを改めて知りました。
でもまだまだ,これらの方々の思いには近づけないのだろうと思いました。
人を理解し,共感することは容易ではないという当たり前のことを,教えてもらえた映画とトークでした。