高一の里子は6月の文化祭前、出品作品を仕上げるために、よく美術部に参加していましたが、文化祭が終わってから夏休み中までほとんど部活に出ていませんでした。そんな彼が、どういう風の吹き回しか、夏休み明けから部活に参加して遅く帰ってくるようになりました。曰く、「11月に千葉県の高校生を対象とした美術大会が開催され、それに向けて油絵の大作を制作する。題材は、「ぎゅうこつ」にしようと思っている。」よく聞くと、「ぎゅうこつ」は「牛骨」で、大会規定に「グロテスクな作品は出品不可」とあるそうで、彼は牛骨がそれに当たるか心配しています。
下の画像は、ネットで見つけた「牛骨」のイラストです。


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