ペアトレ

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

先日,ある方から「ペアトレって何ですか?」と尋ねられました。
「ペアトレ」は「ペアレント トレーニング」を略した言い方です。
直訳すれば「親の練習」とでもなるのでしょうか?
私は学術的な解釈はわかりませんが,「養育者がより適切に子どもにかかわる手段などを身につける練習法」というように受け止めています。
対象となる子どもに応じて様々なペアトレがあるようです。
発達障害のある子どもを想定したものなども多く目にします。
一方,健常児や軽度の特性のある子どもを対象にしたものも少なくありません。
子育ては,人生の中でとても貴重な親(養育者)としてのかかわりです。
得られる喜びや感動は少なくありません。
でも大変なこともたくさんあります。
特に思い通りにことが運ばないときは,イライラや無力感など養育者の精神状態も軽視できない状況になります。
そのようなときに,養育者を労ったり共感したりすることも有効だと思います。
ペアトレは,そのような気持ちへの支援に留まらず,養育者自身が有効な手立てを獲得することをお手伝いするもののような気がします。
オレンジの会では,「オレンジ プログラム」というペアトレを皆様に提供しています。
昨日までの2日間行った「インストラクター養成講座」は,養育者の方々などにオレンジプログラムを提供する方(インストラクター)を広げるものです。
通常,年2回,東京の会場で開催し多くの方に受講していただいています。
受講してみると,単に理屈や手法だけでなく,進行の過程でいろいろな気づきがあることも貴重な部分です。
個人的な受けとめですが,理屈や手法だけではなく「気づき」「楽しかった」という感情が大切かなと思います。