大学で四則演算

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

一部の大学で四則演算や方程式など義務教育のような授業をしている,と国の審議会が指摘したそうです。
四則演算は足し算・引き算・掛け算・割り算で主に小学校で,方程式の一部は中学校で勉強する内容です。
高校でその復習的な授業を行っているという話は実際に耳にしたことがあります。
それが大学でも,ということなのでしょう。
識者が「“レベルが低い,バカな大学生が増えた“ と短絡的な見方がされているように感じた」と言っていました。
「暗記中心の教育が進められてきた」「分数の割り算はなぜ分母と分子をひっくり返すのか理解させていない」「学生のレベルが低いのではなく,大学までの教育のレベルが低い」と続いていました。
確かにそうだなあと思いました。
勉強が結果や点数で評価される傾向は昔からありました。
「何が身に付いたか」「子どもはどのように取り組み,努力したか」は,ことによると脇に置かれてきたように思います。
「子どもの学力の低下」を考えるときに必要な視点かもしれません。