やめます「こども食堂」

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

子ども食堂の名付け親であり13年間運営してきた方が「こども食堂」の名称を使うことをやめるという記事を目にしました。
増え続ける子ども食堂。
運営は続けるけれども,これまでずっと「ちょっと違うんじゃないか」と思ってきた。
大きな流れから距離を置き立ち止まって考えたい,今言わなければと思ったためだそうです。
この方の主張の一部です。
広がる子ども食堂,その背景にある「貧困」「居場所」「地域のプラットフォーム」などの問題を社会が議論してこなかった。
見て見ぬふりをしてきた。
その解決の役割が子ども食堂に求められ続けてきた。
行政が対応しない人まで対応する。
そして,子ども食堂がんばれ,と応援する。
それが嫌だった。
本来議論すべき問題を政治や国,行政がしっかり見るべき。

困っている状況を個人の問題に帰着させる傾向は少なくありません。
それを生み出している社会の問題としてとらえていくことが必要です。
この方のメッセージに大きく共感するとともに,自分にできることを続けていく気持ちを新たにしました。