381 独立性と統一性

あんばや・べーす

・・・子育てと里山の自然に関することなど

 NPO法人オレンジの会では、法人が設置主体となる児童家庭支援センター(児家セン)として、昨年12月、JR佐倉駅前に「子ども家庭支援センターSakura」を開設しました。これで、南房総市に2011年に法人として初めて開設した「オレンジ」、2021年に2番目の児家センとして鎌ヶ谷市に作った「K’orange」に続く3つ目の児家センが誕生したことになります。
 このように組織が徐々に大きくなってきて心配なことは、3つの拠点でそれぞれ運営方針が違って、組織全体の統一性が欠けることです。もちろん、児家センごとに住民ニーズが異なったり社会資源の多寡などがあり、それらに対応するために活動に特徴が出てくるとは思います。その意味で、それぞれ独立した機関として地域にマッチした支援活動を積極的に行って欲しいと考えています。

 一方、県全体の里親支援活動などでは、3拠点が密に情報共有しながら協働していくことが必要ですし、「早期から、切れ目なく、隔てなく、個別に細やかに」の支援理念の共有は不可欠だと考えています。組織としての統一性を保つための具体的な方法として、毎朝オンラインの打ち合わせを3拠点の職員全員参加で行っていて、その他法人全体の職員を対象とした内部研修を頻繁に開催したりしています。