この時期になると毎年、阪神淡路大震災のことがテレビなどで取り上げられます。当時、児童養護施設の児童指導員として働いていた私は、あの朝、泊り明けで6時少し前に起きて施設内の見回りをしていました。ロビーの方からテレビの音が聞こえるのでのぞいてみると、いつも早起きの中学生の男の子がテレビを見ながら、「先生、大変なことになってるみたいだよ。」と言ってきました。
あれからもう30年がたって、中学生だった彼もいいおじさんになっているはずですが、風の便りにしっかりやっている聞いてといます。毎年、阪神淡路大震災のニュースに触れる度に彼のことを思い出します。
