939 里親の喪失感を考える⑦

里山だより

・・・里山の季節の移り変わりや里親として感じていることなど

 では、この喪失感を軽減したり癒やしたりするにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは、起こる前の予防と起こった後の対策に分けて考えたいと思います。
 予防としてまず考えられるのは、委託時に児相から里親に対して、今よりもっと丁寧なケース説明がなされることです。実家庭の状況が改善して、家庭に復帰する可能性があるケースなのか、そうではないのか。また、子どもの特性などから将来起こりうる里親家庭での問題等についての十分な説明をすることにより、里親は体制作りや心の準備をすることができます。もちろん実家庭の状況や子どもの状態は、委託時の見通しと違って大きく変化することがあります。これについては、児相が里親と一緒に実施する「自立支援計画の見直し」を確実に行っていくことで対応していけると思います。
 次に、児相が家庭復帰や施設入所の検討が必要と考えるケースについては、早期から里親に十分な説明を繰り返ししていくことです。これにより里親の理解が進むことになれば、あらかじめ「心の準備」をすることができます。