906 手前味噌

里山だより

・・・里山の季節の移り変わりや里親として感じていることなど

 先日の土曜日、オレンジが県から受託して運営した里親大会が開催されました。当日は、会場に約60名、オンラインで約40名の合計100名ほどの参加者がありました。大会のプログラムは、千葉県児童家庭課からの行政説明、福山市立大学の野口啓示教授による「里親養育と施設養育」と題する講演、2名の元里子と1名の里子によるパネル・ディスカッション、里親と元里子のバンドの歌という構成でした。
 大会を終えて、参加者からのアンケート結果を見ると、ほとんどの方が大会に対して良い印象を持ってくれたようです。特にパネルには、「とても良かった。」と高く評価してくれた人が多数いました。最近、里親関係の研修などで、当事者からの話を聞くパネルはよく企画されていますが、今回オレンジが行ったものは、ひと味違ったものになっていたと思っています。その要因として考えられるのは、進行役を務めたオレンジ・スタッフが、長年3人のパネラーを支援してきた関係性がベースにあったことです。さらに、事前に各パネラーと丁寧なやりとりをするなど、十分な準備をしてきたため、パネラーが、それぞれ自分の言葉で堂々と意見を発表できたのだと思っています。