あじょうですか? (追記あります)

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

昨日,こんな声掛けに出会いました。
「部活はあじょうですか?」
お子さんの部活動の再開具合についてかけた言葉だと思います。
「あじょうですか?」
(解説)文字ではイントネーションが伝わりませんが,英語でいうアクセント記号は「じょう」につきます。
お読みいただいている皆さんには,意味がおわかりでしょうか?
「あじょう?(⤴)」「あじょうかい?(⤵)」
この地で育った私には,ぴったりとした感覚で受け止められます。
「房州弁」だと思うのですが…。
標準語にすれば「いかがですか?」となるのかな?
「いかがですか」は改まった感じ。
近所に住む方にはまず使いません。
最近は「あじょう?」は使わないにしても,「どうだかい?」でしょうか。
いずれにしても,相手の方の存在を意識し,いたわりや意識が向いているとの気持ちの表れの言葉です。

地の言葉や自分の育った環境で身についた言葉って,人の感覚や関係を悔しいほど言い表していることがあります。
房州では「おいない」なども聞きます。
いや「おいない」は丁寧すぎる,「おいねえ」だっぺ。
ちなみに「おいねえ」はいろいろな意味で使われます。
「それはいけない,やめなさい」
「うまくいかないね,大変だね」
「私も同じだよ」

書いていて,言葉っていろいろな意味を持っているって改めて感じました。

標準語では表しにくい気持ちや伝えたいこと,ありますね。
そのように,構えずに思わず出てくる言葉で,電話や面談ができたらいいなと思う「オレンジの会」です。
「オレンジの会」が大切にしているのは,言葉ではなく「思い」「気持ち」「心」「その人の都合」です。

私が学生時代に住んでいた地域では,一日の終わりのあいさつ代わりの言葉は,
「おみょうにち」でした。
これもまた,味わい深い言葉です。

ではみなさん「おみょうにち」…