849 「FUN」

里山だより

・・・里山の季節の移り変わりや里親として感じていることなど

 カフェで井上陽水の「FUN」を歌いました。この歌は、アルバム「氷の世界」の収録曲として知っている人が多いと思っていましたが、カフェ参加者の反応は薄かったです。歌い出しのメロディーは童謡の「あめふりくまのこ」にちょっと似ています。そして歌詞の内容は、これも童謡の「にじ」に似てるように感じます。「あめふりくまのこ」が発表されたのが1962年頃、「にじ」は1987年頃で、「氷の世界」のリリースは1973年だそうです。そこから考えると「あめふりくまのこ」からは多少の影響を受けているかも知れません。
「FUN」はこんな歌詞です。「気まぐれいたずら待ちぼうけ 赤いパラソルがゆれてる 君は雨を見ているの? 雨を見てるふりだけなの? ため息まじりの夕暮れ エナメルの靴もぬれてる 帰り道の水たまり よけて通ることもない -中略- 明日はいつもの君になって欲しい 優しい笑顔の君をとても見たいから 五月雨夕立時雨 みんなぬらしてゆくけれど いつかそれも乾くのを君はまだ知らないのかな」
 取りようによっては、里子との生活のことを歌っていると思えますが、もっともっとハードなことをソフトなタッチで歌にしていて、隠れた名曲ではないかと思っています。