空しい

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

通園バスへの幼児の置き去りをなくすためにいろいろな対策が新たに考えられ始めたようです。
センサーやAIなど技術を駆使して置き去りを発見できるようなしくみが紹介されています。
現代の科学技術を用いれば対応は可能なのでしょう。
かけがえのない命が奪われたり,危機に直面している事例があることからすれば,そのように話が進むのは当然かもしれません。
でもちょっと寂しいというか空しい気持ちになります。
子どもの保育や幼児教育に携わる専門職が何人もいる場で,科学技術を動員しなければ防げないものなのでしょうか。
機械やしくみにはトラブルがつきものです。
ヒューマンエラーにそのトラブルが重なったとき,やはり事故は起きます。
対策に目を向ける一方で,子どもの命に対する認識のレベルを何段階も上げることがどうしても必要です。
それなくして保育や教育の方法を論じる意味はありません。