心をひとつに

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

秋に40歳くらいの女性と話す機会がありました。
「中学生の頃,合唱があって “心をひとつに” みたいに言われた。それが嫌だった」
そうなのかと思いました。
多くの中学校では秋に学級ごとに合唱への取組が行われます。
貴重な学習の機会だと思いますし,その経験を通して得られる教育的な成果は少なくないとも思います。
合唱なので「心をひとつに」というようなものを過程で求めていくことはあると思います。
でもその女性にとっては受け入れやすいことではなかったようです。
日本は集団の和や調和を重視する文化があります。
そのことを背景に,人によっては同調圧力になる可能性があるなあと思いました。
意図しないところで,その人の生きづらさをもたらしているかもしれません。
多様化が進む社会で「普通」「当然」といった感覚や価値観に目を向ける必要もあるのでしょう。