里山だより/最新版

392 トトロの森 2022/05/21
 昨日、銚子児童相談所で会議がありました。良い機会なので行く途中にあるファミリーホームに立ち寄り見学させてもらいました。このファミリーホームは、元施設職員のSさんがこの4月に始めました。Sさんが管理者、Sさんの奥さんとお母さんが補助者として、現在、措置児童3人と一時保護委託の赤ちゃん1人を養育しています。
 しばらく使われていなかった和風平屋建てを、子どもたちが暮らしやすいように大幅に手を入れたそうです。広大な敷地には、柿、ツツジ、バラなどのほか大小様々な植物があふれていて、小さな子どもたちには、まるでトトロの森のように見えているのではないかと思いました。



391 どうでもいい話 2022/05/20
 昨日、子どもと車に乗っていて、とりとめのない話をしているうちに「サラダバー。さらばだー!」と言うのは意外に難しいことに気づきました。「サラダバー。サバダラー。」と言ってしまったり、「サラダバー。サラダバー。」と繰り返してしまったりで、二人で盛り上がってしまいました。
 テンション高めのまま家に帰って、里母に試したら案外簡単に言えてしまったので、少し盛り下がってしまいましたが、この子がいるから、こんなどうでもいいような話ができるんだなと、ちょっとありがたく感じました。
「サラダバー。さらばだー!」一度試してみてください。



390 イカナゴのくぎ煮 2022/05/19
 「いかなごのくぎ煮」何度も唱えればきれいな鼻濁音が身につく(中村玲子・朝日歌壇より)
 新聞でこの短歌を見て、二ヶ月ほど前、神戸に住む友人から「イカナゴのくぎ煮」を送ってもらったのを思い出しました。届いたとき、すぐにお礼のメールを出したのですが、電話でも話した方が良いなと思いながらそのままになっていました。別件で話すこともあったので、さっそく電話をしてあらためてお礼を言いました。
 以前その友人から聞いたところによると、「イカナゴのくぎ煮は、もともと阪神・淡路地域を中心につくられている家庭料理で、イカナゴ漁が解禁になる春先、町のあちこちでイカナゴを炊く醤油の香りがしてくる。「イカナゴの香りがするとそろそろ春がやってくる」といわれるほど、神戸の春の風物詩となっている。」とのことです。



389 つむぎランチ 2022/05/18
 急遽出張が中止になったこともあり、以前にも紹介した館山市正木にある「認知症カフェつむぎ」にワンコインランチをいただきに行ってきました。予約制なので電話をしてから11時半頃に到着すると、すでに20人ほどの高齢者の方たちがお茶を飲みながら談笑していました。私もセルフで紅茶をいただきながら待っていると、本日の500円ランチ(ハヤシライス&たくさんの小鉢)が運ばれてきました。
 午後1時からは「シルバーズ」というバンドが昭和歌謡を中心に演奏するとのことで、ちょっと後ろ髪を引かれながらオレンジに戻りました。ごちそうさまでした。



388 「友よ」 2022/05/17
 友よ 夜明け前の闇の中で 友よ 闘いの炎を燃やせ 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝く明日がある(作詞作曲・岡林信康)
 この歌は、社会変革を訴える歌として、1970年代、学生運動などが盛んだった時期によく歌われていました。デモ活動や政治的集会などにおいて盛んに歌われるテーマソングのような存在となり、岡林は「反体制の象徴」となり、関西フォークを代表する大スターとなりました。
 「歌カフェ」の規模を縮小し、趣向も少し変えて再開した「歌カフェ・ミニ」の中でやる歌を相談していたら、ギターを弾く友人がどうしてもこの歌をやろうと言い始めました。練習で久しぶりに歌ってみて、戦争、コロナ禍、災害などに苦しむ人たちの応援歌として、今にぴったりな曲に思えてきました。ちなみに、このフォークデュオのグループ名は「GG’S」(ジージーズ)でどうかなと考えているところです。



387 セルフ・ライフストーリーワーク 2022/05/16
 NHKスペシャルドラマ「海の見える理髪店」を見ました。「海辺の小さな理髪店に若者(藤原季節)が訪れた。老店主(柄本明)は問わず語りに自らの人生を話し始める。家業の床屋を10才から手伝い、初めての仕事は兵隊に行く常連客の丸刈り、順調だった店が傾き酒におぼれ、妻に暴力をふるって離婚されたこと……。そして店主は突然、「人を殺めたことがある」と告白をする。なぜ、若者はこの理髪店を訪れたのか? なぜ、老店主は自らの人生を語るのか?」
 ライフストーリーワークは、里親が児童相談所、支援機関とともに里子の生い立ちの整理をして、里子の自立を支援する手法です。これを当事者の子ども自らが行うとすれば、このドラマのような展開になるのではないかと思いました。



386 再開 2022/05/15
 数年前、国が使い始め、あっという間に広まった「フォスタリング」と言う概念は、日本語に直せば、包括的里親支援となるようです。オレンジは、4年前から「フォスタリング機関実践報告会」と銘打って全国の里親支援関係の人たちと情報共有を図る集まりを開催してきました。東京と大阪の会場で全国展開しながら全国の支援者とつながっていこうと考えていましたが、コロナ禍で昨年度は中止を余儀なくされました。
 コロナに関する様々な制限が緩和される中、少し形を変えてこの報告会を再開しようかと考え始めました。会場は南房総のオレンジの本拠地、募集人数も少なく、分科会形式なども取り入れ、カフェなどをライブで実施することも考えています。

 ガーベラ:「挑戦」



385 夜ドラ 2022/05/14
 NHKの夜ドラ「卒業タイムリミット」が終わりました。「卒業式を3日後に控えた欅台高校。生徒に人気の英語教師・水口里紗子が誘拐され、黒川良樹の元に差出人不明の挑戦状が届く。「誘拐の謎を解け。真相は君たちにしかわからない」辻堂ゆめ原作。疾走しながら絆で結ばれてゆく若者たちの青春ミステリー。」
 最終回近くに、黒川良樹が実は高校の理事長が昔捨てた子どもで、母親と思っていた女性が理事長の恩師の妻であったことが明らかになります。そして、非行に走っていた黒川が、母代わりになって育ててくれた女性に感謝を伝えるシーンがあります。社会的養護の中でも特に里親に関わる仕事をしている身からすると、とってつけたようなストーリーですが、なんだか妙に感動してしまいました。



384 里子の声 2022/05/13
 このところ、同居している義母の状態が悪いです。昼と言わず夜中と言わず義母の生まれ育った長野県奈川村にいるような妄想にとらわれていて、10年以上前に亡くなった義父の葬式の段取りがどうのとか、お宮にみんなが集まっているから早くいかなくてはいけないだとかを大きな声で回りに呼びかけます。また、普段はほとんど動けない状態ですが、興奮状態のときは、ベッドの上を動き回っています。このような状況の義母を、彼女の介護を中心にやっている妻は外出せずつききりで見ています。 
 今日は、中央児童相談所、市川児童相談所、柏児童相談所との里親連絡会が予定されていて、私も出席することになっていましたが、義母の状況からちょっと遠出は控えることになり、他のスタッフにお願いして欠席することにしました。
 義母は以前から里子を大変かわいがっていて、里子が声をかけるとちょっとの間ですが千葉県の娘のところにいることを思い出すようです。

 カンナ:「妄想」



383 三部制カフェ 2022/05/12
 昨日、鎌ケ谷の児童家庭支援センター「Korange」でコレンジカフェを開催しました。このカフェは最近人気があり、参加希望者が増えてきていることから、余り広くない「Korange」では一度には入りきれない状況になってきています。そこでスタッフが工夫して、昨日は1日を3回に分けて三部制で開催しました。一回目の9:30~11:00には里親5人と里子が1人、二回目の11:15~12:45には里親が5人、三回目の13:30~15:30には6人の里親と里子が1人の参加がありました。これにオレンジスタッフが通しで4人、二回目三回目に、児童養護施設「晴香園」の里親支援専門相談員が加わりました。入れ替え制での開催で、慌ただしい面もありましたが、参加された方々の満足度は高かったのではないかと自画自賛しています。
 一般的には里親サロンと言われている「オレンジカフェ」ですが、里親が必要な知識・情報を得る、孤立を防ぐ、ストレスの軽減、里親と里親をつなぐ、支援機関と里親の関係作り等など、たくさんのメリットがあります。これからもより多くの里親に参加してもらえるよう工夫していきたいと考えています。

 クレマチス:「創意工夫」



382 我が子のように 2022/05/11
 里親養育を語る際、よく使われる表現として「我が子のように慈しみ育てる」という言い方があります。深く考えなければ、愛情を持って大切に育てるという意味でそのまま受け止められる言葉ですが、私は以前から違和感を持っています。
 実子の子育てを思い返せば、かなり親本位で自分の思いや期待など偏った考えを子どもに押しつけていたように思います。今、自分の里親としての役割を社会的養護の端くれと捉えるならば、預かった里子は我が子より丁寧に責任を持って養育するという意識を持つべきだと思っています。
 こんな風に書いてくると、いかにも自信を持って上手に子育てしているように受け取られてしまうかも知れませんが、実際のところは毎日のように子どもの言動にイライラして、試行錯誤を繰り返し何が正解か全く分からない中でもがいています。

 ブルビネラ:「試行錯誤」



381 「交付式」 2022/05/10
 昨日、中央児相で里親認定証の交付式がありました。オレンジからは、私とK`orangeスタッフ2名の合計3名が出席しました。10組の里親が対象でしたが、ご都合がつかず参加できない方もいたため、4組6名の新しい里親が参加されて行われました。所長のあいさつの後、認定証の交付が行われました。その後、支援機関の紹介があり、オレンジの会、成田学園、平和園があいさつをしました。
 交付式に参加して毎回思うことですが、格式張った厳かな雰囲気で上から下へ交付するという形式は、チーム養育という考え方と矛盾するのではないでしょうか。「みなさんは、今日から養育チームの仲間ですよ。委託されたらここにいる参加者を中心に一緒に養育していきましょう。」と伝えられる集まりになったらいいなと思います。以前このコーナーで応援ミーティングを結団式のようなものと表現しましたが、交付式も参加者全員の出発式のように位置づけられたらいいと思っています。
 
 スタッフが家で草取りをしていて見つけたブラックベリーの花:「人を思いやる心」「あなたと共に」



380 母の日 2022/05/09
 昨日、実子の40歳になる息子から母の日のプレゼントのチーズケーキが届きました。娘からは来週クッキーが届くことになっています。一方、里子は相変わらずスケボーとゲームと勉強に精一杯で、母の日に対する意識はほとんどありません。思えば実子の息子と娘も今の里子の年頃には、母の日にプレゼントを贈ろうと言う気持ちはなかったように思います。 
 「柿の種」を食べながらゲームをやっている中一の里子を見ていると、いつになったら彼が里母への感謝の気持ちを表せるようになるのか、そもそも、そんな気持ちを持つ時は来ないのではないかなどと考えてしまいます。里母は、そんな見返りを目的に里親をやっているわけではないと言うのでしょうが・・・・。

 カーネーション:「無垢で深い愛」



379 動物図鑑 2022/05/08
 うちの子は図鑑が好きです。動物図鑑や昆虫図鑑、恐竜図鑑など、見始めると飽きずに熱中しています。これはうちの子に限ったことではなく、子どもは図鑑類が好きなようです。
 夏近し書肆(しょし)の森ゆく子象かな(ファーストサマーウイカ「プレバト」から)
 書肆とは、書店の古い言い方。小さな子が像の表紙の動物図鑑を見ている光景からこの一句を作ったそうです。



378 絶景 2022/05/07
 このところ毎日、海沿いの道を通ってスケボーパークに子どもを迎えに行っています。午後6時から7時の時間帯が多いので鏡ヶ浦越しに日没前後の富士山を見ることができます。私にとっては生まれ育った町の見慣れた景色ですが、こんな絶景はめったにお目にかからないので思わず車を止めて撮ってみました。気がつくと周りには、そこここにスマホを構えている人がいました。



377 晩春の夢? 2022/05/06
 この連休中、中学1年生になった子どもの生活がかなり充実しています。連休中はこれまでのところ、狭間の月曜日も含めて、明るい時間はすべてスケボーパークで過ごし、家に帰ってからは2時間ほど勉強をすることができています。その他の時間はゲームをしたり、録画してあったテレビ番組を見たりしています。親としては言うことなしの状況で、夢なら覚めないで欲しいと思ってしまいます。

 我が家のツツジ(盛りを過ぎてしまいました):「節度」「慎み」



376 「スタバ」の行列 2022/05/05
 昨日、予定通り朝の8時に子どもと二人で「スタバ」に行きました。店の前にはすでに数人のお客が開店を待っていました。ゴールデンウィークの最中、絶好の行楽日和に「スタバ」の開店待ちをする人たちがいるのは、コロナ禍だからなのか、田舎だからなのかなどと考えながら店内に入りました。
 品数が多くサイズの言い方もややこしいので、注文する順番が来るまでちょっと緊張して待っていましたが、前のお客を参考にして店内用に「ドリップコーヒーのショート」と「チョコバナナフラペチーノ」を、テイクアウトに「バナナクリームドーナツ」と「チョコレートチャンクスコーン」を注文しました。
 その他、子どもにねだられてスタバのロゴ入りタンブラーも買って帰ったら、妻から「家には似たようなものがたくさんあるんだから、買わなくて良かった。マジックでスタバと書けばいい。」と言われてしまいました。



375 新しもの好き 2022/05/04
 千倉町の牧田踏切そばに「チャーハン無料食べ放題」の張り紙をした町中華があります。その店に最近「朝ラーメン」というのぼり旗が立ったので、昨日の祝日、新しもの好きの私と子どもの二人で朝7時に行ってみました。ラーメン(@500円)二つと餃子(@300円)を一人前注文したら、頼んでいないのに、まず大きな鉢に山盛りのチャーハンが出てきました。せっかくなのでチャーハンも少しいただいてラーメンと餃子を食べて1300円払って店を出ました。参考までに、お味はまずまずと言ったところでしょうか。
 今日の休日はまたまた二人で、館山のカインズホームに新しく開店したスタバに朝8時の開店時間に入るつもりです。コロナ禍で遠出する気にもなれず、近場で目新しいことを探していますが、子どもと一緒だとモチベーションが上がり実行できることが多くなると思っています。



374 新しいステージ 2022/05/03
 うちの子は小学校4年生の頃から、休日や早帰りの日には友達と城山公園で待ち合わせして、自転車でいそいそと家を出て行き、夕方5時過ぎに帰って来るという判で押したような生活を続けていました。
 それが6年生の秋頃から徐々に足が遠のいて、最近はスケボーを優先するようになっていました。私は、スケボーに飽きれば友達との遊びに戻るのかなと、漠然と考えていました。しかし、昨日友達との遊びに行かなくなったことの話題になった時、彼からまるで憑き物が落ちたように「追いかけっこなんかやって何が面白かったんだろう?」と言う言葉が出てきました。
 あんなにも大好きで夢中になっていた友達との遊びから気持ちが離れて、彼が新しいステージに立ったように感じました。

 グリーンネックレス:「健やかな成長」「青春の思い出」



373 千倉駅の大銀杏 2022/05/02
 昨日、借りていた本を返しに南房総市立図書館に向かう途中、千倉駅前の銀杏の木が目にとまりました。大きく枝葉を広げた樹形が見事だったので、図書館の帰りに車を止めて画像に収めました。
 この木についてネットで調べたら、こんな記事がありました。「2007年に現在の駅舎に建て替えられた時に、駅前の道路も整理されました。当初は、昔からあった大きな銀杏の木を伐採する予定でした。しかし、近所の住民の方々、観光協会の人達の署名が集まり、伐採は免れました。しかし、大きく広がった枝は払われてしまいました。その後数年間は銀杏の葉も出ない状態でした。でも段々枝が伸び、銀杏の葉が出てきて、やがて冬になるとその葉が地面に落ちるようになりました。」
 図書館通いの楽しみが一つ増えました。


372 春愁 2022/05/01
 春たけなわのゴールデンウィークなのに、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻に追い打ちをかけるように知床の観光船事故、道志村の人骨発見と暗いニュースが相次いでいます。五月晴れの空の下、山歩きでもしたら少しは気分も晴れるのでしょうか。

 戦争のはらわた晒す春の泥(杵渕有邦・朝日俳壇)



372 親戚づきあい 2022/04/30
 昨日から今日にかけて、3年ぶりに東京の兄の家に里子と二人で泊まってきました。兄の家には孫の小学校5年生の女の子が泊まりに来ていました。3年ぶりに会ったにもかかわらず、子ども同士は違和感なくゲームなど楽しそうに交流していました。
 コロナ前から、里父母がそれぞれのきょうだい家族と交流する中で、うちの子はその孫たちと、まるでいとこ同士のように自然に付き合ってきました。
 うちの子の実家庭は、不安定な家族状況で親戚関係も希薄なようです。コロナ禍の下ではありますが、我々里父母が親戚づきあいをしっかり継続することで、うちの里子が親族の一員として認知されていけばいいなと思います。

 バーベナ:「家族の和合」



371 ソウルフード 2022/04/29
 南房総ではそろそろ旬の時期を過ぎたようですが、少し前までタケノコ料理のオンパレードの家庭が多かったのではないかと思います。タケノコの他に、この地域で時期になるとご近所から頻繁にいただいたり、買ってきたりして食べるものとして、苺やビワや生の落花生、柿などがあります。
 今、うちの子はそれらを何気なく口にしていると思いますが、大人になって地元を離れ他の食文化に触れたときに、日常的に食べていたものがソウルフードだったことに気づくのでしょうか。



370 不安は残ります 2022/04/28
 うちの子が中学校から持ち帰る印刷物の中に「中学校~1日の流れ~」と言う一覧表がありました。通学から学活・授業・給食・昼休み・授業・清掃・部活・下校までのスケジュールが、時間と生徒のとるべき行動が細かく書かれています。その一部を紹介すると、朝の学活の欄には「元気よくあいさつ」。授業の準備では、「トイレを早めに済ませ、2分前着席を徹底しよう!」。給食準備では、「目標は4時間目終了後12分以内」。午後の授業では、「集中して!居眠りしないように!!!」。清掃は「時間いっぱいまで黙々と取り組む。」等などです。
 うちの子は時間で急かされたり、規則で縛られたりするのが苦手です。でも、今のところアバウトな性格のおかげか、なんとか「~1日の流れ~」についていっているようで一安心と言うところです。

 クレマチス(テッセン):「束縛」
 




369 記憶の共有 2022/04/27
 北海道の知床半島沖で観光遊覧船が行方不明にっなった事故が連日報道されています。事故の犠牲者の方々のご冥福を心からお祈りいたします。
 このニュースが初めて流れたとき、テレビを見ていたうちの子が、「ここ、行ったところだ。」と叫びました。普段は、バラエティー番組やアニメにしか興味のない彼が珍しくニュースに反応したのは、里父母と里子の三人で3年前の夏、知床半島を訪れた時に見た港の風景が映ったからです。
 この旅行は、われわれ家族の記憶に深く刻まれていて、ときどき旅行中の様々な場面を思い出しながらの会話につながります。それはとても幸せな大切な時間だと思っています。

 エーデルワイス:「大切な思い出」



368 里親の耐久力④ 2022/04/26
 どうして里親家庭は、苦境に陥ってもSOSを出さないのでしょうか。その理由は大きく四つ考えられます。一つ目は、里親がどんなことを誰に相談して良いのか分からない。二つ目は、相談したら里子を引き上げられてしまうかも知れないと考える。三つ目は、相談機関の担当者が短期間で次々変わるので、相談するような関係が作れない。四つ目、これが一番やっかいな要因ですが、里親としての責任感とプライドです。
 この四つを里親側から変えていくのは、難しいと思われるので、支援する側が変わっていかなければならないと考えています。その方法は大きく三つ考えられます。①支援者が里親家庭と早期からの関係作りをして、特に問題がない落ち着いた状態でも関わり続ける。②同じ支援者が登録前・未委託・養育中・委託解除後等の各ステージで切れ目のない支援を心がける。③個々の里親家庭に寄り添った細やかな支援をしていく。
 これらによって、里親家庭に現れる小さな変化にも気づいていけるのではないかと考えています。理想論と言われてしまうかも知れませんが、オレンジはなるべく多くの里親家庭との良好な関係を構築して、委託された里子が安心・安全な環境の下で成長していくことを願っています。
 
 ブルーローズ:「夢叶う」



367 スーパーマンの葛藤 2022/04/25
「里親の耐久力」シリーズは一回おやすみして、今回は最近新しく始まったテレビドラマ「スーパーマン&ロイス」について書きます。この番組は、毎週日曜日の夜11時からNHK総合で放送されていて、昨日までで全15回のうち第4話まで進んでいます。「世界一有名なヒーロー、スーパーマンとジャーナリストの妻ロイスの共働き夫婦が、思春期の息子2人と向き合いながら、地球と家庭の平和を守るSFアクション・ヒューマンドラマ。」と言う触れ込みでなかなか面白いです。
 私が子どもの頃見ていたスーパーマンは、「弾よりも速く、機関車より強く、高いビルもひとっ飛び」というフレーズでお馴染みの単純で分かりやすいテレビドラマという印象でした。今回のシリーズは、勧善懲悪のストーリーに加えて、思春期の高校生の双子を育てている親としてのスーパーマンの葛藤を絡めて描いていて、中学一年生の里子を養育中の私に刺さるところがたくさんあります。



366 里親の耐久力③ 2022/04/24
 養育するのが難しい子を委託されたとき、里親家族は、自分たちの家庭のリミットも分からず、ましてや児童相談所の考える漠然としたリミットも知らず、誰にも相談できずに深く悩みます。家族一人一人の受け止め方も違う場合が多く、家族間で微妙な空気が流れます。里父母間での違いもありますが、実子は両親は良いことをしているのだから、自分は辛くても我慢しなくてはいけないと考えがちです。里親家族の全員が「私たちが見放したら、この子はどうなるのだろう?」と考えて、苦しい状況を我慢してなんとか乗り切ろうとします。そして、里子が表出している試し行動が、里親家庭で養育できる程度の一般的なものなのか、それとも専門的ケアが必要なレベルなのか判断ができないまま、家族も里子もボロボロになるまで頑張ってしまいます。
 では、この八方塞がりの状況を打開するにはどうしたら良いのでしょうか。次回、このシリーズの最終回に続きます。
 
 ツゲ:「我慢」



365 里親の耐久力② 2022/04/23
 一口に里親家庭と言っても、それぞれ住んでいる地域の環境や家族構成、住宅状況、さらに言えば里父母の生育歴から来る養育観などが全く違います。そのため、里親家庭で里子が表出する試し行動に耐えられるリミットはそれぞれ違ってきます。そして里親家庭の限界点は、里親の努力や外からの働きかけで簡単に上げ下げできる性質のものではありません。
 一方、児童相談所は子ども虐待対応にその大部分の力を注がざるを得ないのが現状で、個々の里親家庭に細やかな気配り目配りができる状況ではありません。したがって、それぞれの里親家庭のリミットの違いについて考慮することができていません。その結果、どの里親家庭にも漠然と同じレベルのリミットを当てはめてしまうことになります。
 
アルメリア:「心配り」



364 里親の耐久力① 2022/04/22
 最近しばしば里親家庭の耐久力について考えます。委託後に被虐待児の表出する試し行動等にどれだけ耐えられるか、また耐えるべきかについてです。
 児童相談所側からすると、子ども虐待の受付件数の増加と一時保護所と施設の満杯状況などから、社会的養護を必要とする子どもたちの受け皿として里親委託を選択するほかない状況があります。加えて児相は、受けた虐待の程度が重く影響の大きい子どもほど、家庭的環境の中で個別に愛着を構築し、被害の影響からの回復を目指したいと考えます。その流れの中、ときどき重度の被虐待児が里親家庭に委託されます。
 そしてその結果、委託された里親家庭は、里父母を中心に里親の父母や実子など、家族全体が大きなストレスを抱えながら生活することになります。
 
 カモミール:「逆境に耐える」「逆境で生まれる力」



363 シャク 2022/04/21
 知人が山菜の天ぷらをするというので、材料を聞いたら「シャク」を見せてくれました。「食べられることを知らなかった」と言ったら「こんな有名な山菜を知らないの?」とびっくりされました。
 帰ってさっそく調べてみたら「沢沿いなど、湿り気のある場所によく群生しています。ヤマニンジンの別名もあり、セリとミツバを合わせたような香りがします。あんまりどこにでもあるから誰も採らないのか、それほど美味しいと思えないのか、毒草と間違えそうだからか、食べるという話しはほとんど聞きません。」との解説がありました。どうも、さほどメジャーな山菜でもなさそうです。さらに調べてみたら、さまざまな食べ方があるようです。バカにされてシャクなので採ってきていろいろ試してみて、彼の知らない天ぷら以外のレシピを教えてやろうと思います。



362 にじいろ 2022/04/20
「これから始まるあなたのものがたり ずっと長く道は続くよ にじいろの雨降り注げば空は高鳴る まぶしい笑顔の奥に悲しい音がする 寄り添って今があってこんなにも愛おしい 手をつなげば温かいこと 嫌いになれば一人になってくこと ひとつひとつがあなたになる 道は続くよ 風が運ぶ希望の種 光が夢の蕾になる なくしたものを数えて瞳閉ざすよりも あるものを数えた方が瞳輝きだす あなたが笑えば誰かも笑うこと 乗り越えれば強くなること ひとつひとつがあなたになる 道は続くよ」
 絢香さんの歌う「にじいろ」です。2年ほど前、今は高校生になった女の子を養育中のベテランの里親さんから「うちの子が巣立っていくとき、オレンジスタッフに歌って欲しい」と言われました。ちょっと説教がましいところはありますが、明るくテンポが良いので、若者を送る歌としてかなり良い歌だと思います。



361 コロナ休校 2022/04/19
 生徒にコロナの感染者が出たため、中学校が昨日から3日間休校になりました。朝「マチコミ」で通知がきていたようですが、気づかなかったのでうちの子どもは普段通り登校して、校門のところにいた先生から説明を受けて帰ってきました。そんな子は、他にも何人かいたようです。
 昼休みに家に帰ってみると、子どもは机に向かって漢字の勉強をしていましたが、それまでは学校から引き返してきた直後から4時間ぶっ通しでゲームをやっていたようです。突然の休校で、学校からの指示もまだ出ていなかったため、ゲームはあずかって午後は近所の安全な場所でスケボーの練習をするように言いました。



360 一周年 2022/04/18
 今週末でこの「里親だより」が365回になるので、ちょうど一周年と言うことになります。始めたときは、まさか一年間休まず書き続けられるとは想像もしていませんでした。
 題材としては、里山の四季の移り変わりや、この間に小学校6年生から中学校1年生になった里子のエピソード、里親支援や制度など、「里」に関連することであれば何でも書いてきました。書き続けてきて気づいたことは、それまでは見過ごしていた里山の風景や草花に目がいくようになり、里子と自分との関係を見直したり、里親支援や制度についてあらためて整理して考えることができたことです。初めは、ぼんやりと100回くらい続けばいいなと考えていましたが、今は目標をとりあえず1000回としてみたいです。

 ガーベラ:「常に前進」「希望」



359 部活 2022/04/17
 子どもが入学した中学校は、全員どこかの部活に入ると決まっていて、見学の日程や仮入部届、正式な入部届など、毎日のようにさまざまな文書を持ち帰ってきます。
 一方、このコーナーでも何回か触れてきましたが、うちの子は去年の夏休みからスケートボードに夢中になっています。いつか飽きるだろうと軽く考えていましたが、9ヶ月たった今も熱は冷めるどころか、ますます「沼ハマ」状態になっています。
 そんな状況を電話で担任の先生に説明し、スケボーを続ける方法について相談したところ、形だけどこかの部活に所属して、実際はスケボーの活動は続けることができると言われました。親子ともども一安心と言ったところですが、中学校での勉強との両立を考えると親としての心配は尽きません。



358 親の心配 2022/04/16
 子どもが中学校に入学して自転車で通学するようになりました。普通の大人用の自転車を買ったので、まだ体の小さい彼には不釣り合いに大きい自転車です。そこに大きめのバックを背負って、走り出しはちょっとふらつきながら家を出て行きます。小学校に入学したときは、しばらく歩いて一緒に登校しましたが、中学生ではそんなことはできません。でも、自転車通学初日くらいはついて行ってやれば良かったなどと、ちょっと頭をよぎりました。
 オレンジに新しく入ったスタッフと話をしていたら、娘さんが大学に入学して自宅から通っていて、その日初めて通学したそうです。そして、「ちゃんと学校に着いたかしら」と心配していました。あらためて、子どもがいくつになっても親は心配をするものだと言うことを思いました。

 クリスマスローズ:「私の不安をやわらげて」



357 経過報告書 2022/04/15
 里子を養育中の里親には一年に一回、児童相談所からA4一枚の「里親委託児童経過報告書」が送られてきます。里親が記入して返送するのですが、記入項目は、身長、体重、かかりやすい病気などの健康状態や、交友関係、性格、学童であれば在籍校、学年、クラブ活動、学習意欲、連絡事項、要望、その他です。
記入しながら毎回、このやり方は相談支援の方法としていかがなものかと強く思っています。里親は里子と毎日真剣に向き合い養育しています。その期間が何年も、中には10年を超えている里親もいます。その養育状況を記入用紙を送って回答を求めて確認するやり方は、いかにもお役所的で疑問を抱いています。
 これを送るほかに、担当者の家庭訪問などが定期的に行われていれば問題はないと思われますが、委託を受けている里親の中には、何年も児相職員の訪問を受けていない里親も多数存在します。私は、里子の養育状況を確認するためには、少なくとも1年に一回は家庭訪問をして里親子と対面して話を聞くべきだと思っています。

 ラベンダー:「私に答えてください」「不信感」「期待」

356 カモ 2022/04/14
 私が児童養護施設に勤めていた時、同僚にYさんというボイラー師さんがいました。とても器用な方で、学園のメンテナンスを一手に引き受けていたほか、施設の子どもたちのために必要なものなら何でも、たとえばバスケットゴール、サッカーゴール、陶芸のロクロ等など、頼むとすぐに作ってくれる魔法使いのような人でした。
 Yさんは狩猟が趣味で、毎年狩猟の解禁日の11月15日から数日休みを取っていました。15日の午前零時には山中にいて、何ヶ月も前から目をつけていた鳥(カモ、ヤマドリ、キジなど)を撃つとのことでした。
 Yさんが休み明けのお昼、当日勤務していた職員に鴨鍋を振る舞ってくれるのもまた恒例となっていました。交替制勤務だった私は、その日希望して出勤したこともあったように記憶しています。そして、出汁のきいた残り汁をもらって帰って、うどんを入れて食べたことなども思い出します。



355 スズメ 2022/04/13
 スズメは、近年環境の変化などから数が減ってきていると言われていますが、我が家の周りには相変わらずたくさんのスズメたちが暮らしているようです。小学生の頃、捕まえて飼ってやろうと考えて、何度か罠を作ってスズメの捕獲に挑戦しました。スズメが餌につられてザルの下に入るのを待って、息を殺していた私がひもを引っ張るのですが、気配を感じたスズメが素早く逃げるので、結局一羽も捕まえることができませんでした。



354 カワセミ 2022/04/12
 我が家のそばを川が流れています。館山海岸に注ぐ汐入川の支流で、我が家の近くで川幅が10mほどあります。時々、その川面をカワセミがかなりのスピードで通り過ぎます。近くでとまって餌でも捕ってくれれば写真を撮りたいと思っているのですが、いつも通過するだけです。
 先日、写真を撮るのが趣味の知人と話していたら、最近はカワセミの写真を撮ることに夢中になっているとのこと。なんでもカワセミが餌をとって川面に顔を出す瞬間の写真が撮りたくて、汐入川の河口付近のポイントに足繁く通っているそうです。でも、なかなかその瞬間は撮れないと言いながら、カワセミが木の枝にとまっているところや、川面に飛び込む瞬間の写真を見せてくれました。どれも見事な写真で、私なら満足してしまうところですが、知人は未だに撮影ポイントに通っているようです。
 彼が撮りたいと思っているだろうカワセミの写真をネットから拝借してきました。



353 朝読書 2022/04/11
 子どもが入学した中学校には、10分間の朝読書の時間があります。読む本を持って行くことになっていて、1冊目は「いきもの図鑑」(さくらももこ著)を持って行きました。家で私が、「元彼の遺言状」(新川帆立著・新潮文庫・第19回このミステリーがすごい大賞受賞作)を読んでいたら、子どもも読み始めて、次はそれを朝読書で読むと言っています。
 「亡くなった元彼の残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、敏腕弁護士の女性が、依頼人と共謀して巨額の遺産を手にしようとする様が描かれる。」
 私はまだ読みかけで、学校に持って行かれてしまうと続きが読めなくなるので、今あせって読んでいます。



352 ノー天気 2022/04/10
 このコーナーを書き始めてから一年近くたちますが、テレビなどで最近のウクライナ情勢の報道を見るにつけ、こんなノー天気な文章を綴っていていいのだろうかという気持ちにもなります。
 戦なき空のうれしきつばめかな(縣展子)「朝日俳壇」より



351 マイノリティーの悲哀 2022/04/09
 春休みに子どものスマホを購入することになり、里母が子どもと一緒にショップに行きました。手続きをしていく中で、里子として我が家に委託されている証明が必要と言われていったん家に取りに帰ったそうです。証明書を持って行ったら、宛名が里父になっているので、里父が直接来ないといけないと言うことになり、私が仕事を抜けてショップに行きました。その時点で、おばあちゃんがデイサービスから帰ってくる時間になったので、里母は私と交代して家に帰りました。その後、私が書類に必要事項を記入しているそばで担当者が携帯会社の本部と電話でやりとりをしていたら、今度は「委託証明書」ではなく「委託通知書」でなくてはいけないという話になってきました。里母と子どもは昼過ぎにショップに入ったのですが、閉店時間になってしまったので、その日のスマホゲットはあきらめて帰宅しました。
 翌日、児童相談所に電話して、数日後「委託証明書」と内容は全く変わらない「委託通知書」が届きましたが、時間がとれずまだショップには行けていません。



350 春の恵み② 2022/04/08
 オレンジへの通勤路の傍らに無人の販売所があります。そこに今年は昨日初めて「ウド」と「タケノコ」ののぼり旗が立っていたので立ち寄りました。発泡スチロールの箱が二つ置いてあり、それぞれにウドとタケノコが入れてあります。そばに塩ビの筒が立っていて、そこにお金を入れる方式です。私は、400円のシールが貼られた小さめのタケノコを買いました。去年は確か同じくらいのサイズのタケノコには200円の値札がついていました。イノシシだったり気候変動だったりの影響が里山にも出ていて、タケノコの希少価値も年々上がっていくのでしょう。



349 春の恵み 2022/04/07
 今年も鎌ケ谷の児家セン・コレンジの同僚から「コゴミ」をいただきました。妻の実家の長野県奈川村(現在は合併して松本市奈川)で初めて口にして以来、その爽やかな食感と癖のない味から大好きな山菜ですが、実家が無人になってからはあまり手に入らなくなっています。ごちそうさま。



348 昔との違い 2022/04/06
 今日は里子の中学校の入学式で、里父として私が出席します。実子2人の入学式には出ませんでしたが、児童養護施設の児童指導員として働いていた30年ほど前までは、施設の子どもたちの中学校や高校の入学式に毎年出席していたので、それ以来と言うことになります。
 昔の入学式と近頃の入学式の違いも見てみたいと思っていますが、自分自身の変化として気づくことは、会場の寒さと式の長さから、昔は気にならなかったトイレの心配をしていることです。



347 俄然やる気が 2022/04/05
 先月下旬の水曜日、歌カフェのミニ版を試行的に開催してみました。参加者の方のピアノ伴奏で「てんとう虫のサンバ」私のギター伴奏で「さくら」(森山直太朗)を参加者全員で歌い。カラオケで「お祭りマンボ」「学生街の喫茶店」「赤ちょうちん」「また君に恋してる」「北国の春」などを参加者の方やオレンジスタッフが歌いました。
 試行的な開催でもあったため、オレンジスタッフ以外の参加者は3人と少なかったのですが、3人それぞれから「歌カフェがなくなってかなり落ち込んでいたが、今日参加して生き返った。」「次回までに歌いたい曲の練習をするので手伝って欲しい。」「自分は水曜日は休みだが、急に仕事を頼まれるときもある。でも、断ってこちらに来る。」と、かなり手応えのある反応がありました。主催者として俄然やる気が出てきて、次回に向けて伴奏のカホンとタンバリンの練習を始めました。
 次回は、4月20(水)13:30~ オレンジ・プレイルームで開催の予定です。



346 花冷え 2022/04/04
 桜の花が満開になったというのに冷たい雨が降り続いています。これで今年は南房総の花見のシーズンは終了するのでしょう。そして雨が上がったら、里山に本格的な春が訪れるのでしょうか。

 花散って雨面白き一日かな(正岡子規)



345 取り越し苦労 2022/04/03
 うちの子が私の母校に入る入学式まで、今日を含めてあと三日と迫ってきました。私の時代の50数年前まで遡らなくても、実子が入学した30年前と比べて生徒数、校舎、校則などの違い、その他、今時の先生の子どもへの関わり方、2年生3年生の先輩たちとの関係などを考えると、期待より不安の方を遙かに大きく感じています。
 当人は、毎日スケボーに夢中で、入学のことは今のところ余り話題になっていません。卒業式が終わって長い春休みに入ってから、彼は全く普段通りに過ごしていて、そんな彼を頼もしくも感じてしまいます。

 ユキヤナギ:「愛嬌」「愛らしさ」

 

344 春爛漫 2022/04/02
 オレンジへの通勤は、ほとんど里山の中を車で走っています。暖かい南房総ですが、ついこの間までは枯れ野原で色のない世界でしたが、今はまさに草木が一斉に芽吹いて、桜などの花が咲き乱れています。コロナ禍での3回目の春を迎えることになり、少し季節を感じる余裕が出てきました。

 花のうえに しばしうつろう夕づく日 入るともなしに 影消えにけり(永福門院・ 桜の花びら、そのうえにやわらかく夕日が差す。それは束の間、日は瞬く暮れてその影は消えてしまった)



343 軟弱な心 2022/04/01
 昨日の朝、子どもが珍しく7時前に起きてきて、ご飯を食べ終わったので「読書をしたらゲームをしていいよ。」と言ったら妙な顔をしながら本を読み始めました。そう言えば、一昨日の夜、ゲームの時間をオーバーして里母に注意されたとき「オレは時間が守れないから、今後一切ゲームはしないようにする。ゲーム機は片付けて。」と言ったと里母から聞いたのを思い出しました。私は、つい「時間を守るようにして、ゲームはやってもいいんじゃない?」と言ってしまいましたが、彼は「ゲーム機がどこにあるか分からないし、テレビを見ることにする」と言いました。
 昨日の夜、どこからかゲーム機を出してもらって、何事もなかったかのようにUチューブを見ていました。時間の問題とは思っていましたが.....。

 夜半覚めて 見れば夜半さえしらじらと 桜散りおり とどまらざらん(馬場あき子)



342 里親支援 2022/03/31
 オレンジの会は、里親支援をしています。言葉的には里親支援ですが、里親に委託されている里子が安心・安全に養育されているかを常に意識しています。子どもの安心・安全が疑われるケースでは、里親との関係が壊れることを怖れて曖昧な関わりを続けていると、子どもも里親もより深く傷ついてしまいます。このような場合は、スピード感を持って躊躇のないケースワークが必要だと思います。そして、その先のアフターケアこそが里親支援の重要な部分ではないかと考えています。

シモクレン:「自然への愛」「持続性」



341 「遊び部」 2022/03/30
 春休みに入ってから頻繁に、里母のスマホに「イツメン」のグループLINEが来ます。「イツメン」とは、いつものメンバーの略で、小学校を卒業した里子の遊び友達10人ほどのグループの名前です。構成メンバーの男女比は5:5くらいで、以前は「遊び部」と言っていたのをリーダー格の女の子が改名したようです。
 うちの子は、スケボーに夢中になり始めた昨夏からも「友達も大事にしたい」などと言って、お誘いのLINEが入ると3回に1回くらい、午前中はスケボーに行って午後は集合場所の城山公園に出かけていきます。
 中学校に入ったら、また新しい友達関係ができるのでしょうが、「遊び部」改め「イツメン」の思い出は彼らの記憶に長く残るのでしょう。



340 悩ましい季節 2022/03/29
 もうすぐ年度が変わります。人事異動のないオレンジでも、退職する人と新しく入ってくる人の入れ替わりがあります。南房総のオレンジで1人の退職者があり、2人の新規採用者があります。鎌ケ谷のコレンジでは1人の退職者と入れ替わりで1人の新規採用者があります。別れと出会いが交錯し、期待と不安の入り交じった悩ましい季節が過ぎていきます。

 チューリップ花びら外れかけており(波多野爽波)



339 勉強の涙 2022/03/28
 算術の少年忍び泣けり夏(西東三鬼)
 NHK「究極の俳句・短歌100選」という番組の中で紹介された俳句です。毎日のようにうちの子の勉強を見ていてよく目にする光景です。私もかつて経験した、勉強が分からなくて情けなくて悔しくて泣きたくなる気持ちをこの子も今経験している。
 この句を読んで、勉強が分からないことに怒っている子を、むやみに叱ってはいけないとあらためて思いました。



338 お茶好き家族 2022/03/27
 私が朝起きて一番初めにすることは、お湯を沸かして自分の決めた手順通りにお茶を淹れて飲むことです。これはもう40年以上も続いている朝のルーティンです。コーヒーも好きですが、付き合いの長さも好きのレベルもお茶には到底及びません。妻は私以上のお茶好きで、私の毎朝のお茶の儀式は、彼女の影響を強く受けています。その妻の母・おばあちゃんも当然お茶好きで、出されたお茶を一口飲んだ後、ほぼ毎回しみじみと「あーおいしい」と声に出して言います。
 そんな家庭で育っている里子は、誕生日とかの何か特別な日には、コーラなどを飲むことがありますが、日常生活では基本お茶しか飲みません。猫舌なので早く飲みたいときには、氷を入れて冷ましてから飲んでいます。
 

337 北国の春 2022/03/26
 白樺青空南風 コブシ咲くあの丘北国の ああ北国の春 季節が都会では分からないだろうと 届いたお袋の 小さな包み あのふるさとへ帰ろかな 帰ろうかな
 言わずと知れた千昌夫さんの名曲「北国の春」の一節ですが、今年の春は南房総の里山風景から、なぜかこの歌が浮かんできます。コロナ禍で東北や北海道の故郷に帰れない人たちの気持ちが、少し分かるような気がしています。

336 筋トレ 2022/03/25
 年齢を重ねてきたら、金力より筋力の方が大切だとの説があるようです。そんなこともあって、以前から筋力トレーニングの習慣をつけたいと思っているのですが、始めてもなかなか長続きしないできていました。
 小学校を卒業したばかりのうちの子が、スケボーのコーチから「筋力と柔軟性を鍛えたえることが大切だ」とアドバイスされてやる気になっているので、昨日の夜から風呂上がりに2人で取り組むことにしました。初日なので、腹筋5回、腕立て伏せ6回、スクワット20回と短時間で軽めのメニューにしました。これまで自分1人で始めてもなかなか継続できなかった筋トレやストレッチでしたが、彼と2人で取り組めば続けることができるのではないかと期待しています。

335 児相職員の異動 2022/03/24
 千葉県の児童相談所職員の定期異動が、他の県職員と同じく先週の金曜日と昨日の二回に分けて発表されました。児童相談所に勤務する児童福祉の専門職は、県内6つの児童相談所が主な異動先で、この6つを何年かに一度動いていきます。
 そして里親・里子は、自分たちの担当職員が次々と変わるのを、違和感や不安を抱きながら受け入れるしかないのが現状です。社会的養護の受け皿として、本気で家庭養育体制を充実させて行く方法を考えるのなら、児童相談所職員の異動システムを大きく変革するか、相談支援業務を他機関に委譲するかの二択ではないかと考えていますが、現状はどっちつかずになっている印象を受けています。

334 「家出娘」 2022/03/23
 NHK創作テレビドラマ大賞の大賞受賞作「家出娘」を見ました。母を自死で亡くした小学校高学年の少女(木村湖音)が、母の妹である叔母(ファーストサマーウイカ)のもとでひとときの共同生活をします。大切な人を失った者同士が一緒に暮らす中で、次の一歩を踏み出そうとする姿を描いています。
 番組の最後に、「日本では1日に平均10人以上の子どもが親を自死で失っていると推計される。」というテロップが流れます。親側にもさまざま事情があるとは思いますが、子どもにとっては、見捨てられたと言う気持ちになるのではないでしょうか。そういう意味では、自死は究極のネグレクトに当たるのではないかと考えてしまいました。

333 プラスワンの話題 2022/03/22
 さほどこだわっている方ではないのですが、去年の夏頃から、通販で取り寄せた生のコーヒー豆を焙煎するようになりました。3日に一度程度の割合で、これも通販で購入した電気焙煎機で焙煎をして、通算80回くらいローストしたでしょうか。
 こだわっていないので、「美味しい」とか「いまいち」など、ザックリとした評価しかないのですが、一杯のコーヒーは毎朝欠かせないものになっています。
 焙煎を始めるまでは、里父母の話題は子どものことに偏っていましたが、コーヒーの評価が加わって、なんだか生活がちょっぴり豊かになったように感じています。
 ところで、昨日から突然、画像のアップができなくなっています。復旧作業にどのくらいかかるか分かりませんが、しばらくお待ちください。

332 リクルート 2022/03/21
 里親制度を広く社会全般に知らしめて里親を増やすには、どんな方法が良いのか。全国の自治体や里親支援機関が悩んで試行錯誤を続けていますが、今のところ、これといった決め手がないようです。よく聞かれる意見は、「里親制度が社会全般に知られていないのが原因だから、もっとメディアの力を借りて宣伝した方が良い。」というものです。これにより、多くの自治体や支援機関が、テレビ放送や新聞での広報、ポスター作成、ティッシュ配りなどを繰り返しています。
 オレンジが、現在広報にもリクルートにも効果があると考えているのは、不特定多数に働きかけるのではなく、すでに里親制度に興味関心のある人たちにアプローチすることです。たとえば、現在県内6ヶ所で開催している里親制度説明会をもっと頻繁に開催し、そこに参加した人たちに個別に寄り添って児童相談所への相談から認定前研修、登録までの支援を行う方法です。里親リクルートに王道はなく、「早期から隔てなく切れ目なく個別で細やかな」関わりが、結果的に実際に里子を委託できる里親の開拓につながると思っています。

 

331 美味しいトマト 2022/03/20
 もう二年近く前からになるのでしょうか、オレンジの支援者の方から定期的に大量のミニトマトが届きます。とても美味しいトマトで「オレンジ食堂」で彩りとして使ったり、学習会の参加者の家族に配ったり、家庭訪問の際にお土産に持って行ったりと、かなり重宝に利用させていただいています。
 食べた方たちからは、「トマトが好きではない子どもが、このトマトは食べてくれた。」「自分でも買いたいから、どこで買ったか教えて欲しい。」などの言葉がよく聞かれます。でも、提供者の方から出所は伏せておいて欲しいと頼まれているため、どこに行けば買えるのかの情報は残念ながらお伝えできない状況です。
 この時期、南房総の里山で春の訪れを感じさせてくれる花のひとつがハクモクレンです。

 「高潔な心」「気高さ」



330 卒業 2022/03/19
 卒業や 階段に 階段の影(村上健志)
 これは「プレバト」で、お笑い芸人のフルーツポンチ村上さんが一位をとった俳句です。本人の解説と講師の夏井いつき先生の評価によると、「階段に影ができるのは当たり前のことだが、毎日駆け上がったり駆け降りたりしていた階段を、ふとしみじみ見る。階段というものが持っている未来・過去のイメージに「影」が一つ入ることにより、別れの切なさがかすかに触れる。「卒業」という季語との取り合わせも絶妙である。」のだそうです。
 卒業式の夕方、うちの子に感想を聞いたところ、思ったことを言葉にすることが苦手な彼は、「めんどかった」と一言。でも、彼は彼なりに6年間過ごした学び舎に何かを感じていると思います。

スイートピー:「門出」「優しい思い出」



329 順調な滑り出し 2022/03/18
 うちの子は一昨日卒業式を終えて、長い春休みを迎えました。初日の昨日は、朝からスケボーパークに行って昼過ぎまで滑り、午後からは小学校時代のクラスメートと遊びに行って5時過ぎに帰ってきました。それから、塾に行って1時間半ほど勉強をしたあと、ゲームをしてから寝ました。長期休みの1日目は、彼にとって順調な滑り出しをしたと言えるのではないでしょうか。でも親としては、もう少しだけ勉強の時間を増やして欲しい気もします。

川津桜とメジロ:「思いを託します」「淡泊」



328 ムスカリ 2022/03/17
 コロナ禍の中、小学校6年生の里子の卒業式が、5年生以下の在校生の参加はなし、保護者二人までの参加に制限されて昨日行われました。我が家からは里父母が参加する予定で、朝、服を選んでいたところ、子どもが「二人も来なくてもいい」と言うので、私が出席をとりやめました。
 予定を変更して仕事に出てオレンジの庭を歩いていたら、この花が目に入りました。昨年もこの時期の同じ場所に、こんな派手な色で咲いていたはずですが、気持ちに余裕がなかったのか気づきませんでした。
 
 「通じ合う心」「明るい未来」



327 もう一つだけ 2022/03/16
 前回で山菜関連はいったん終了するつもりでしたが、美味しくてよく食べる野草を思い出したので、もう一つだけ紹介します。それは、ノカンゾウ・ヤブカンゾウです。厳密に言うと、ノカンゾウとヤブカンゾウは別な植物のようですが、説明を読んでもよく分からないし、そもそも、図鑑などにもノカンゾウ・ヤブカンゾウと一緒に書いているものもあるくらい区別が曖昧です。
 花は鮮やかなオレンジ色で、初夏の里山でとにかくよく目立ちます。花の形状がもう少し整っていればかなり人気が出るのではと思いますが、私は綺麗な形で咲いたこの花を見たことがありません。でも、新芽の味はなかなかのもので、酢味噌和えにするとヌルヌル食感が癖になります。

 「悲しみを忘れる」「憂いを忘れる」



326 山歩きの楽しみ 2022/03/15
 思い入れの強い、関わりの深い山菜をシリーズで書いてきましたが、紹介したものの他にも多くの山菜を食べてきました。ヤブレガサ、ハリギリ、ノビル、タンポポ、アザミ、ツクシ、ワラビ、ヨモギ、コシアブラ、ゼンマイ、アケビ等など、南房総の里山は山菜の宝庫です。
 ちょっと時期は早いのですが、今度の三連休、春の里山を歩いて今年の山菜の出具合を見てこようと思います。そして、その日の理想の夕食はこんなイメージです。


325 独活(ウド)② 2022/03/14
 独活苦し 選ばざりける道もまた
 TBSテレビで放送されている「プレバト」の俳句コーナーが好きでよく見ています。芸能人の詠んだ俳句を、俳人の夏井いつきさんが批評したり添削したりして順位をつけるのですが、解説が視聴者に分かりやすいと人気の番組です。
 冒頭に紹介した句は、前回の放送で一位になった、フリーアナウンサー馬場典子さんの句を夏井先生が添削したものです。「人生には、結婚や就職その他、さまざま選択しなければならないことがある。今の生活に不満があるわけではないが、選ばなかった道を進んでいたら、自分の人生はどうなっていたのだろう?などと思いながら、みずみずしくもほろ苦い独活を味わっているよ。」と言う心境を詠んだ句だそうです。



324 モミジガサ 2022/03/13
 モミジガサは、妻の実家の松本市奈川地域では食べられていないのですが、山菜として全国的にとても人気があります。秋田県出身の知人は、地元では「シドケ」と呼んで食べていたと言っていました。南房総の里山でも薄暗い林の中に群生していて、独特の歯触りとフキに似た風味があり大好きな山菜のひとつです。ただ、画像のような食べ頃の時期は短く、すぐに成長して硬くなります。葉が広がるとモミジのように見えることからこの名がついたようですが、いつも時期を外れた頃見るので、めったに口に入りません。



323 コゴミ 2022/03/12
 コゴミは、クサソテツの新芽を指す名前ですが、山菜の女王などとも呼ばれるほど長野県や東北の本場では人気があります。さっとゆでてマヨネーズなどをつけていただきますが、確かに癖のない極上の山菜です。南房総では見つけられなかったのですが、K’orangeのIさんは以前から採っていて、酒々井支所近くで自生している場所を案内してもらったことがあります。Iさんから苗を譲ってもらって、我が家の庭に植えたら、どんどん増えて雑草のようにはびこりました。でも、妻が草取りを頑張りすぎたら、いつの間にか絶えてしまいました。



322 ニリンソウ 2022/03/11
 ニリンソウは、山菜の本を見ていて食べられることを知りました。葉の形状が猛毒のトリカブトにとても似ているため、時々中毒したとニュースになります。南房総では珍しい山野草ですが、よく探すと半日陰の湿った土地で群生しているのを見つけられます。画像のように、採って食べるのをためらわせるほど小さく可憐な花を咲かせます。それでも、少量採ってきて食べてみました。本にあったとおり、シャキシャキした独特の歯触りと癖のない味でした。
 試食した残りは、我が家の裏の適地と思える場所に植えてみました。何年か春になると可愛い花を咲かせていましたが、いつの間にか消えてしまったので、それ以来、出会ったときだけ鑑賞することにしています。

 「協力」「友情」



321 個別メニュー 2022/03/10
 昨日、内部のカンファレンスで、オレンジが新しく始めた「訪問型学習支援事業」のメニューとして、習字を取り入れてとても順調に滑り出したケースの話が出ました。その流れから、オレンジとして子どもの学習に関わるときに、いきなり国語や算数、英語と言った教科に取り組むのではなく、さまざまな分野からのアプローチがあると言う話になりました。それは、たとえば音楽、手芸、絵画、工作、料理、スポーツ等など、対象の子どもの興味関心に合わせたメニューを柔軟に提供していくと言うことだと思います。これは、オレンジの支援理念のうちの「個別に」「細やかに」が当てはまりそうです。

 ユキノシタ(葉は天ぷらなどで食べられます):「深い愛情」「博愛」



320 ミズナ(ウワバミソウ) 2022/03/09
 南房総では夏から秋にかけて、里山の沢や渓流などの水辺や湿地に群生する山菜です。全国的には「ミズ」と呼んでいる地方もあります。南房総ではあまりこれを食べる習慣はないようですが、私は採ってきてパサパサ食感の葉を取り除いて、茎をお浸しにしたり炒めたりして食べます。若干の粘り気とシャキシャキ食感、癖のない味で産地でも人気の高い山菜です。茎が赤くて太いのが上物とされていますが、南房総で上物は見たことがなく、貧相な茎を食べていますがそれなりに楽しんでいます。

 「変わりやすい愛」



319 明日葉・アシタバ 2022/03/08
 暖かい地方の海岸近くに自生する山菜で、伊豆諸島などの名産です。富浦の国道沿いで大量に見つけてから、天ぷらやおひたしにして楽しませてもらっています。あまり日当たりの良い場所は好みではないようで、我が家でも庭の隅の木陰にひっそりと生き続けています。傷つけると黄色い汁が出るのが特徴で、採られても翌日には新しい芽を出すと言われるほど生命力が強いので「明日葉」と呼ばれています。山菜を採り始めたころからの長い付き合いで、愛着を感じる山菜です。

 「旺盛な活動力」「未来への希望」



318 新たな音楽祭 2022/03/07
 今回は少し山菜から離れます。毎年11月に「ハッピーファミリー音楽祭」を開催してきて、今年度で5回を数えました。音楽祭では、千葉県全体の里親子と里親支援関係者などに呼びかけて、多くの出演者と観客を集めるようになってきています。しかし、会場が南房総市富浦と言うことがネックとなり、県北の関係者の参加が増えてきていないのが課題となっていました。県北の会場で開催する方法を模索してきましたが、これまでの積み上げを考えると南房総の会場は捨てきれません。そこで、春には北で、秋には南で開催する年二回開催の案が浮上しました。最近、有力な候補地が見つかり、現在今年5月の連休の開催に向けて最終調整段階に入っています。

カタクリ:「初恋」「寂しさに耐える」



317 タラの芽 2022/03/06
 タラノキは、南房総にも自生していて、造成地など日当たりの良い斜面に幼木がにょきにょき伸びてくるのをよく見ます。しかし、数年たってまわりに他の木や雑草が茂って日当たりが悪くなると、途端に勢いが悪くなって枯れてしまったりします。その中で、生き残って大きくなったタラノキの芽を天ぷらにして食べます。
 昨年の春、知人が庭にタラノキを植えたいと言うので、Amazonで苗木を5本取り寄せて2本は知人に譲り、残りの3本をオレンジの庭の隅の日当たりの良い場所に植えました。でも、残念ながら3本とも秋を待たずに消えてしまいました。知人はその後タラノキの話をしませんが、おそらく私と同じような結果になっているのだと思います。

 花言葉:「強い態度」「他を寄せ付けない」



316 独活(ウド) 2022/03/05
 妻の実家のある長野県南安曇郡奈川村(現在は合併により松本市奈川)は、山菜の宝庫です。ウドと言えば、酢味噌などで少量を上品に食べると言う印象でしたが、奈川では、「馬に喰わせるほど」缶詰のサバと一緒に味噌で味付けして食卓に出します。シンプルで豪快な料理ですが、これがかなり美味しい。
 40年ほど前、南房総の里山にも生えていないかと、気にしながら山歩きを続けたところ、富山(とみさん)中腹の土手で大量に発見しました。それから何年か採り続けていたら、その場所のウドは年々減って来たので、自宅の庭に移植したりして増やしています。去年の春、自宅のウドをオレンジの庭の土手に植えてみました。近々、この画像のような芽が出てくるのが楽しみです。

 花言葉:「おおらか」「淡泊」「忘れてしまった思い出」



315 山菜遍歴 2022/03/04
 遙か昔、長野県の妻の実家で、義父が採ってきてくれたさまざまな春の恵みをいただきました。例えば、沢から採ってきたワサビの葉と茎をさっと湯がいて醤油漬けにしたものとか、山から採ってきたギョウジャニンニクを肉と一緒に炒めたもの等などです。春の訪れの早い南房総でも、まだまだ本格的な時期は先なのですが、今日から少し山菜の話をしたいと思います。
 長野で私も山菜採りを経験したあと、南房総の里山を歩いて山菜を探してきました。ワサビもそのひとつですが、結局見つからないので、あちらから採ってきて、こちらの沢など適していると思われる何カ所かに移植してみました。でも、水が合わないのか土壌が合わないのか、翌年見回ってみると全部絶えてしまっていました。

 ワサビ:「小さな愛」「細やかな愛」



314 賞賛 2022/03/03
 昨日、南房総のオレンジと鎌ケ谷のK`orangeのスタッフ、合計13人がZoomで参加する所内研修をしました。「奨学金のトリセツ」と言うテーマで、奨学金取得についての解説と、奨学金取得支援の事例発表でした。発表した事例は、地道に蓄積してきた奨学金関連の知識を使って、里親子を長期にきめ細やかに支援したケースについてでした。参加したスタッフからは、「素晴らしい。」「涙が出そうだった。」などの発言が続き、拍手もありました。
 オレンジでは、スタッフの素晴らしい実践に対して、お互いに素直に賞賛できる組織にしていきたいと考えています。そして、それによってチーム全体のモチベーションが上がり、より良い実践につながるのはないかと思います。

 フェンネル(茴香・ういきょう):「賞賛に値する」


314 ビッグカフェ② 2022/03/02
 ビッグカフェの目玉商品として考えているのは、保健師による「ミニ講座」と都合のつくメンバーだけで構成されたミニ・オレンジバンドの演奏による「歌声コーナー」です。オレンジバンドのフルメンバーは8人ですが、3月15日(火)その時間に参加できるのは、4人~5人になりそうです。
 ちなみに、ミニ講座のテーマは「子どもの花粉症」、歌声コーナーの曲目は「一円玉の旅ガラス」「虹色」「なごり雪」になりそうです。(講座のテーマ、曲目ともに変更の可能性があります)

チューリップ:「博愛」「思いやり」



313 ビッグカフェ 2022/03/01
 最近のオレンジカフェは、新型コロナの影響もあり、7ヶ所すべてで参加者が減少傾向にあります。それぞれ工夫を凝らしながら、細々と続けていますが、先細り感は否めません。そんな状況の中、先日K`orangeでは苦肉の策で「K’orangeカフェ」「ひびきカフェ」「さくらカフェ」の3つのカフェをオンラインで同時開催しました。
 これにヒントを得て、県内7ヶ所のオレンジカフェをオンラインで結んでみることにしました。普段は顔を合わせないカフェのメンバーが交流することで、何か新しい発見があるのではと期待しています。仮称ビッグカフェは、3月15日(火)10時~12時開催予定です。
 
 河津桜:「思いを託します」「純潔」、とナノハナ



312 早春賦 2022/02/28
 春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は覚えど 時にあらずと 声も立てず 時にあらずと 声も立てず
 我が家の裏のヤブにウグイスが住みついていて、毎年早春に鳴き始めます。今年は昨日、ウグイスの初音を聞きました。鳴き初めは、まだ「ホーホケキョ」とスムーズには鳴けませんが、春も深まってくるとだんだん上達してウグイスらしく鳴けるようになります。
 「早春賦」の中では、ウグイスはまだ鳴いていませんが、この時期まだ風は冷たいので、ウグイスの声を聞くとこの歌が浮かんできます。



311 ポリコレ 2022/02/27
 福祉の分野で消えてしまった言葉をさらに考えていたら、「保母さん」を思い出しました。昔はみんな何の疑問も持たずに、敬意を持ってそう呼んでいたように思います。男性の「保母さん」が出始めて「保父さん」が使われるようになりましたが、それは短い期間だったように思います。いつのころからか、知らぬ間に「保育士」と言う言葉が定着していました。他の業界でも、「看護婦」が「看護師」へ「保健婦」が「保健師」に余り抵抗もなく、無事に名称変更は済んだようです。
 ちょっと調べていたら、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)と言う言葉を知りました。この言葉は、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現などを指すそうです。名前だけ変えても中身はほぼ変わらないのにね。

 ツバキ:「控えめな優しさ」



310 名称変更 2022/02/26
 ここ2日ほど、昔は使われていたけれど、今はほぼ使われていない言葉について書いてきました。児童福祉の言葉でまだ他にもないかと考えていたら、「孤児院」が思い浮かびました。そして施設の名称で考えると「感化院」もほぼ消えていて、「孤児院」は「養護施設」から「児童養護施設」へ、「感化院」は「教護院」から「児童自立支援施設」へと名称が変更されてきました。
 そう言えば、現在の「特別支援学校」が「養護学校」と呼ばれていた時代もあり、私が務めていた当時の「養護施設」は、一般の人からときどき「精薄施設」(この名称もすでに過去のものです)と間違えられました。

 イチゴ:「幸福な家庭」「先見の明」「尊重と愛情」



309 業界用語 2022/02/25
 死語について書きながら、児童福祉業界での死語は何だろうと考えてみて、思いついたのは「単純養護」という言葉でした。正式な言葉ではないので定義できませんが、社会的養護の措置理由が「母の入院」とか「父母離婚後の父子家庭」とかだけで、虐待など複数の主訴が絡まないケースを指した言葉だと理解していました。私がこの業界に入った40年以上前には、児相や施設現場で普通に使われていました。
 この言葉、それ自体に差別的なニュアンスが感じられることも使われなくなった理由として考えられますが、世の中的に単純な社会的養護ケースが希少になってきたのではないかとも思います。また、児相や市町村などの公的支援機関や民間の支援機関など、社会全体で支援体制の強化が進み、単純な養護ケースは地域で支えられ、児童が在宅での生活を続けられるようになったためとも考えられます。

 ナノハナ:「快活」「明るさ」



308 オンパレード 2022/02/24
 今日の予定は、あさイチで里親家庭への訪問をして、オレンジに帰ってオンラインの「もばらカフェ」に参加、午後からは、高校卒業を控えた里子の進路についての関係者会議に参加します。まさに、里親支援のオンパレードです。
 と、ここまで書いてきて、「オンパレード」って言葉、最近使っていなかったなと思い、ネットで検索してみたら「かなり年配の人が使う」「お先にドロンさせていただきます、などと同様死語かも」などと出てきました。
 「勢揃い」「次々と出てくる」などの意味で、昔はよく目にした言葉ですが、とんとお目にかからなくなりました。このようにして昭和の言葉が、ひとつまたひとつと消えていくのでしょうか。

 白梅:「気品」



307 早期から細やかに 2022/02/23
 昨日、オレンジが月に一回開いているLSW(ライフ・ストーリー・ワーク「社会的養護下で育つ子どもの生い立ちを整理し、自立を支援するスキル」)研修に里親を招いて事例検討会をしました。そこでは、毎回さまざまな事例が出されますが、今回は特に印象的でした。参加したオレンジスタッフの1人が、乳児院の職員だったときに、その乳児院から現在の里親に委託された事例だったからです。里子はすでに高校生になり、里親はうまくコミュニケーションが取れないと言っていますが、順調に成長しているようです。
 事例検討のまとめでは、これからオレンジが奨学金取得に向けて、細やかに里親子を支援しながら、乳児院で関わったスタッフが自然な形で子どもにメッセージを伝えることになりました。

 ハーデンベルギア:「奇跡的な再会」



306 一円玉の旅ガラス 2022/02/22
 「一円玉の旅ガラス ひとりぼっちでどこへ行く 一円玉の旅ガラス 明日は湯の町 港町 一円だって一円だって 恋もしたけりゃ夢もある アー出世街道どこまでも」
 この歌は、1990年にNHK「みんなのうた」で放送され、当時かなりヒットした曲です。その後も「みんなのうた」で何度も流されているので、幅広い世代に聞き覚えのある曲になっているようです。
 演歌調ですがノリの良い歌なので、月2回開催している「リズムとお話しの森」では、3月からこの歌をセットリストに加えることにしました。また、「オレンジカフェ」でも、これから参加者と歌っていこうと思っています。


305 オレンジ食堂 2022/02/21
 昨日の日曜日、新規事業となった「オレンジ食堂」のために新しく雇用したスタッフによる2回目のお弁当配布がありました。2回目と言うこともあり、かなり手際よく、お弁当を取りに来てくれた子どもや、お父さんお母さんたちに手渡すことが出来ました。
 昨日のメニューは、畑のお肉入りハンバーグ、スパニッシュオムレツ、ポテトサラダ、ナポリタン、コーンスープ、ご飯、台湾カステラ、雛あられでした。
 食の細いうちの子が珍しく、「美味しそう」と言って食べ始め、食べ終わって「美味しかったー!」と言っていました。



304 ヤングケアラー 2022/02/20
 「ヤングケアラー」は、最近マスコミ等で良く耳にする言葉で、今朝の新聞にも特集が組まれていました。「病気や障害のある家族や、世話が必要なきょうだいのために、大人に代わって家事や介護を担う。過剰なケア負担が、学校生活や将来にまで影響を与える可能性がある。」と言われています。でも、オレンジは、知識不足・経験不足でアンテナが低いのか、現在のところ「ヤングケアラー」と認識して支援しているケースはありません。
 支援経験はないのですが、「ヤングケアラー」は、子ども虐待とはまた別の意味で、発見や支援が難しいのではないかと考えています。新聞にも、行政や支援者が積極的に支援を届けるアウトリーチが必要だと書いてありました。確かに「困ったら相談してください」では、いつまで待っても発見できないケースだと思います。 
 可能性としては、オレンジが新しく館山市と南房総市から委託を受けた「支援対象児童等見守り強化事業」のうちの、「弁当の宅配」と「訪問型学習支援」が、突破口になってくれるのではないかと期待しています。

 スズラン:「再び幸せが訪れる」「純粋」



303 頂き物 2022/02/19
 オレンジのエントランスホールには里親や支援者からの頂き物や、里子の制作した工作や絵画などを展示してあります。今年に入って、支援者から夫婦雛の寄付があったのでさっそく飾りました。ぼんぼりにも灯が入り季節感を演出しています。
 そこへ先日、近くのファミリーホームの方から5月人形を寄付したいとのお話しがあり、倉庫も広いので、ありがたく頂くことにしました。これで、雛祭りが終わったら、入れ替わりで武者人形が登場することになります。
 オレンジ創設から10年がたち、変な話ですが、頂き物が増えることで、知名度が上がったことと支援者が増えてきていることを実感しています。



302 最強のセット 2022/02/18
 奨学金制度が、高校生年代の若者と関係を作るよいツールだと言うことは、ここ数年の実践からはっきり分かってきました。それに加えて見えてきたことは、LINEの威力です。オレンジは一昨年の夏頃から、里親や里子とのコミュニケーション手段として公式LINEを導入してきました。高校生以上の里子を養育する里子・元里子とのコミュニケーションツールとして、オレンジが何を利用しているかは、下記の通りです。
 対象者:里子23人、元里子7人に対して 訪問:98件、来所:80件、支援対象者が参加する関係者会議:93件、LINE:708件、電話:312件、メール:87件 合計1378件
(令和3年4月1日~令和4年2月15日の速報値、LINE・メールは往復で一件とカウント)
 LINEの利点は、まず無料であると言うこと、次にスマホでいつでも簡単に送受信ができると言うこと、さらに公式LINEの利点として、オレンジと対象者間だけのやりとりであることなどがあります。奨学金制度と公式LINEの組み合わせは、オレンジが若者とつながるための、現在考えうる最強セット言えます。

 モモ 花言葉:「天下無敵」「チャーミング」「気立ての良さ」



301 パキラの危機 2022/02/17
 昨年の5月、オレンジのエントランスにある親パキラから、子どもを増やそうと10本の挿し木をしました。挿し木たちは、すぐに新芽を出し、成育は順調そうに見えたので、夏過ぎにはオレンジの各部屋に置いたり、K`orangeにも配るつもりでいました。
 ところが、秋頃からだんだん勢いが悪くなってきて、ちょっと心配になってきました。エントランスが寒すぎるせいではないかとも思ったのですが、パキラは葉を落として越冬するのではとも思い、しばらく放っておいたところ、下の画像の状況になってしまいました。
 親パキラは、10年前、オレンジの創立祝いにと知人からいただいたものですが、とりあえず緑の葉をつけていて冬を越しそうなので、オレンジのパキラが絶えてしまうことはなさそうですが.....。

 花言葉:「快活」「勝利」

※編集中に誤って201~300を削除してしまいました

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