オレンジの考え

オレンジのつぶやき

・・・業務に関するフランクな話題や感じたこと

オレンジでは,この1年間で学校に行けない,行かない子どもや養育者とのかかわりが増えてきました。
背景には,市の子育て支援部署や不登校対応部署との関係が深まったことがあるように受け止めています。
そのなかで感じることがいくつもあり,いわゆる不登校対応について認識を新たにすることの連続です。
そのひとつに「とにかく子どもは安心して居られる場所を求めている,安心して過ごせる相手を求めている」ことがあります。
学校では叶わなかった,家庭では思うような感覚までは得られにくかった…。
オレンジの役目のひとつは,求める居場所や相手を提供することだと考え始めました。
そのような空間と時間をどのようにつくり出せるかが自分たちの仕事であると考え始めました。
それが子どもの利益につながると考え始めました,最善かどうかはともかくとして。
空間や時間の使い方は子どもによって異なります。
そのためにいろいろな選択肢を模索し開拓し続けています。
そのことに相談員は懸命に知恵を絞り創造力を働かせています。
せっかくオレンジを利用してくれた子どもや養育者に「こんなところがあったんだ」と少しでいいからとホッとしてもらえることが喜びです。
その先のことは子どもが考え始める(始めている)し,オレンジは伴走者でいればよいと考えています。