里山だより/最新版

225 安馬谷ベース 2021/12/03
 所ジョージの「世田谷ベース」と言うテレビ番組があります。「所ジョージがモットーにしている「創意工夫」と遊び心にあふれた生活を楽しむ。所ジョージ的モノの考え方、頭の中に閃いた遊びや、世の中の楽しみ方を発信する。」(番組紹介文から)
 オレンジの会は南房総市安馬谷をベースにして、ペアトレ、里親連絡会、支援機関研修、奨学金申請を中心とした自立支援、学習支援、LSW等など、地域の子育て支援と里親支援に関する様々なアイデアを、創意工夫をこらしながら実現してきました。これからも、オレンジ的発想から浮かんだアイデアを実現するために、楽しみながら真剣に取り組んでいきたいと思います。



224 キーワード 2021/12/02
 市の教育委員会から「中学校区保護者様」宛ての文書が届きました。里母が読んでいるのを聞いていると、統合した中学校の新校舎の工事が予定より遅れるとの報告でした。それは、来年度入学のうちの子の在籍中には完成しないという意味にもなります。
 宿題の漢字書き取りをやっていた子どもも、里母から手紙を受け取って読み始めましたが、そのうちに怒って泣き出しました。そして、手紙をくしゃくしゃにしたかと思うと、破ってゴミ箱に捨ててしまいました。 
 私から見たこの状況のキーワードは、「宿題」「公的機関からの文書」「怒る」「破って捨てる」でした。そして、あきれて黙ってみていました。里母も困ったような顔をして見ているだけでした。
 朝になって、子どもから見た昨晩の状況のキーワードは「期待」「裏切り」「悔しさ」「無力感」等ではなかったかと考え始めました。子どもの新校舎への期待がそれほど大きかったのであれば、取った行動は悪いこととしても、彼の気持ちには共感してやれば良かったと思います。そして、子どもが起きてきたら、あらためて声を掛けてやりたいと思います。



223 バックパッカー 2021/12/01
 明日、鎌ケ谷でK`orangeカフェが午前午後と分かれて二回開催されます。今回は私も参加するつもりですが、車で行くのがおっくうなので、高速バスと電車を利用しようと考えています。その際ちょっと問題になるのが、歌声コーナーの伴奏用ギターの運搬です。車なら重いケースに入った通常の大きさのギターを持って行けるのですが、電車やバスでの持ち運びはちょっと大変です。
 そこで、音質や音量が落ちるのを少し我慢して、バックパッカーと呼ばれる細身で軽いギターを持参することにしました。ちなみに、参加者する皆さんと歌おうと思っているのは、山下達郎の「クリスマスイブ」と大滝詠一の「さらばシベリア鉄道」です。



222 お勧め番組 2021/11/30
 ETV特集「ずっと探し続けて~混血児と呼ばれた子どもたち~」を見ました。「戦後の混乱期、進駐軍の兵士と日本人女性との間に生まれた子どもたち。「自分は何者なのか」。人生の最終盤にさしかかり、長年追い求めてきた自らの出自を探し始めた。」(番組紹介文から)
 この番組は、オレンジが組織で取り組んでいるライフストーリーワークを正面から取り扱っていると思いました。ドキュメンタリー番組なのに、国際養子縁組をした妹を探すラスト10分ほどは、息もつかせぬ迫力です。見逃した方は、ぜひ再放送をご覧になることをお勧めします。
 再放送予定は、NHK・Eテレで12月2日(木)午前0時~1時です。



221 進化 2021/11/29
 小学校6年生の里子は絵を描くのが好きです。夜寝る前に時間がある時など、やおら絵を描き始めます。1時間以上かかることもあり、いつもは早く寝るように言いますが、絵を描いているときは余り声をかけません。 
 昨日、見ていたらお手本も見ずに描いているので、訊いてみるとストーリーや構図などは、自分で考えているそうです。今回は、任天堂スイッチのゲーム「アンダーテール」のサンズが、スケートボードで高いランプの上から、今まさに滑ろうとしているシーンで、前日の自身の実体験からイメージを膨らませたようです。知らないうちに、描き方が進化していてびっくりです。



220 楽観的予想? 2021/11/28
 昨日、未委託里親研修の施設実習があり、そのプログラムの中で、「施設養護と家庭養護の比較」について6人の受講者に向けて短い講義をさせてもらいました。講義のまとめとしてお話しさせていただいたのは、「今、国の方針は、社会的養護の受け皿を施設養護から家庭養護にシフトして行く方向にある。そのためには、現在は施設養護に割り当てられている莫大な予算を、里親支援体制の充実に振り分けていくことになるが、これは大変難しいことで、これから長い時間がかかるだろう。」と言うことでした。
 私の予想が当たるのであれば、フォスタリング機関の体制強化に向けて、先の長い話にはなっても予算的な充実が期待できるのですが.....。

 アンダーテール・サンズ(少年画)



219 バナナジュース 2021/11/27
 社会的養護からの自立支援に関する研修会に出ました。そこで就労支援をテーマにお話しをされた支援機関の方が、キッチンカーでバナナジュースを売る職業体験を、子どもたちにさせていると話されました。早速オレンジ主催の餅つき大会でも、子どもたちに体験をさせてもらえるかと尋ねたところ、千葉市にある団体にもかかわらず南房総まで来てくれるとのことです。
 これから経費の負担など、細かい部分を詰めていかなくてはなりませんが、餅つき大会にもう一つの華が出来ることを期待しています。そして、もちろんオレンジがこれから力を入れていこうとしている、自立支援のネットワーク作りも大きな目的です。



218 ちょっとがっかり 2021/11/26
 昨日は、小学校のマラソン大会の日でしたが、私は仕事で見に行くことが出来ませんでした。4年生までは学年男子30人ちょっとの中で15番前後の成績でしたが、去年初めて9番と一桁に入り、家族で盛り上がりました。さて、最終学年の今年はと、結果報告が来るのを気にしていると、里母から「多分10~15位の間です。一生懸命走ってた!」とラインが来ました。また二桁に逆戻りしてしまいましたが、真剣に走っている彼の姿が浮かんできて、帰ったら褒めてやろうと思いました。
 でも、私が帰宅して声を掛ける前に「頑張ったからゲームやらせて」と言ってきたのには、ちょっとがっかりしました。



217 委託の波 2021/11/25
 このところ応援ミーティングが目白押しで、この2週間ほどで4回予定されています。そのうち3つが新規委託前で、もう1つが小学校入学を前にしたものです。それにしても、新規の委託には波があって、短期間に次々と話があったかと思うと、パタッと止まってしばらく何の動きもなくなったりします。これは、少なくともここ30年は続いている傾向のように思えます。

 オシロイバナの実



216 彼女の名前 2021/11/24
 子どもが「今日最悪のことがあった」というので聞いてみると、男友達と話をしていて、密かに思っている彼女がばれてしまったと言います。ダメ元で彼女の名前を尋ねてみると、あっさり答えてくれました。まだ子どもなんだなと思いながら、彼とこんな話が出来るのは、いつまでなんだろうとも思いました。



215 育成と連携 2021/11/23
 認知症カフェをやっている知人と、カフェで提供しているワンコインランチを食べながら話をしました。カフェは、コロナでしばらくお休みしていたのですが、10月半ばから再開したそうで、高齢者のお客で賑わっていました。
 知人は、以前から子ども家庭支援にも手を広げたい、子ども食堂や学習支援もしてみたいと言っていましたが、今回はより具体的な話で、予算的に継続可能な体制作りについて意見を求められました。
 私からは、「児童家庭支援センター」のこと「支援対象児童等見守り強化事業」のことなどを話しました。近くに同じ分野で連携できる同業者がいることは、お互いのメリットになると思われるので、大いに協力していきたいと思います。
 
 ワンコインランチ



214 DVはなおせる! 2021/11/22
 先日のオレンジ所内研修で、講師から「DVはなおせる!」と言う本を紹介されたので読んでみました。DV加害者を対象とした治療プログラムの理論を、平易な文章で紹介している読みやすい本でした。オレンジが里親を含む養育者に提供しているペアレントトレーニングに共通する理論と、DV治療プログラム特有の理論との違いを考えながら興味深く読みました。



213 全国の仲間たち 2021/11/21
 昨日に続き、専門里親更新研修について書きます。この研修は、毎回、東京港区南麻布の母子愛育会が会場です。全国の専門里親が対象ですが、基本関東地区の受講者は、直接会場に集合し、それ以外の遠方の受講者はそれぞれその地区の児相などの会場からのリモート受講でした。毎年複数回開催されていますが、今回は、会場での受講は40名弱、リモートの受講者は20名ほどで、合計約60名くらいの方が参加していました。
 合計4時間半ほどの研修で、研修内容的にはもの足らない感じも受けましたが、里子の養育に真剣に取り組んでいる全国の仲間たちと、直接あるいはリモートでも接することが出来てとても元気をもらいました。

 有栖川宮記念公園(研修会場に隣接する公園)



212 専門里親更新研修  2021/11/20
 コロナ禍が小康状態になり、専門里親の更新研修を受けるため、久しぶりに東京に出てきました。この研修は、昨年度にレポートを提出して、その後東京でのスクーリングを受ける必要があったのですが、コロナ禍のためスクーリングだけ延期になっていました。
 今回で4回目の更新になりますが、更新期間が二年に一回と短く、おそらく来年度にはまた更新することになると思われます。大事な研修とは思いますが、少々負担に感じるようになってきました。

 都会の紅葉



211 命のバトン 2021/11/19
 カフェのグループラインで、BS・NHKで放送されたドキュメンタリードラマ「命のバトン」を教えてもらったので、録画して見てみました。
 「高校生の結は“思いがけない妊娠”をし、ひとりで悩んでいた。「赤ちゃんの幸せにとって何が大切なのか」。悩み抜いた末に、結が行った選択とは—ドラマと、本物の養子縁組家族のかけがえのない瞬間を捉えたドキュメント映像を織り交ぜた演出で、命の尊さを伝える。」(番組紹介文から)
 このドラマの中で、倉科カナ演じる児童相談所職員の「赤ちゃんの時、泣いたらいつも同じ声の人があやしてくれて、いつも同じ匂いの人が抱きしめてくれて、お乳をくれて。そうやって愛着の絆が育っていく。」と言う言葉に、あらためて家庭養育の大切さを思いました。



210 優先順位 2021/11/18
 オレンジでは、隔月開催のひびきカフェを除く6ヶ所で、月に一回カフェを開催しています。私は他の予定とかぶらなければ、すべてのカフェに出たいと思っていますが、なかなか日程が合いません。それでも、南房総本店カフェ、きみつカフェ、へいわカフェ、もばらカフェにはよく出ています。また、この4つのカフェは距離的に近いこともあり初めから予定に入れておいて、よほどのことがないと参加することにしています。
 ところが、今度のもばらカフェの日に応援ミーティングが二つ入ってしまい、私はそちらに参加することになりました。
 音楽祭でメンバー全員で演奏したハンドベル、里父のウクレレ、男の子のピアノ、女の子のギターの弾き語りなど話題満載のカフェになりそうだったのに...。 



209 音楽祭 2021/11/17
 オレンジの年間最大行事である「ハッピーファミリー音楽祭」は、14日の日曜日に180人を超える来場者を迎え、盛会のもと終了することが出来ました。
 里親、里子、元里子、里親支援専門相談員、児相職員、施設職員、児家セン職員など里親とそれを取り巻く支援者の方々、それと一般の人たちが渾然一体となり、会場のそこここで自然な交流をする姿が見られました。会場の「富浦元気倶楽部さざなみホール」は、舞台と客席との距離感が少なく、アットホームなこの音楽祭にぴったりのサイズですが、来年度以降も来場者は増えていくと思われますので、コロナ禍が治まっていることを願っています。



208 別れ 2021/11/16
 子どもが足繁く通っているスケートボードパークでは、最近、新しいコースを作るために工事が入りました。コンクリートでスケボーのコースを作る職人は、NHKの「サラメシ」でも紹介していましたが、スケボー好きな若者が多いようです。この日曜日に新しいコースが完成して、工事をしていた3人の若い職人も自分たちが作ったコースを楽しそうに試走していました。
 うちの子も、できたてのコースを喜んで滑っていましたが、帰りの車の中で、工事が完了して優しかった若者たちがいなくなることが寂しいと、涙ぐみながら話しました。人との別れの寂しさを、素直に話してくれたことを嬉しく思いました。

 指スケ(専門店や世界大会まであるそうです)



207 山への憧れ 2021/11/15
 今更ですが、コロナ禍の影響であらためて気づくことがあります。私の場合、山への思いがその一つです。以前は、「里母に誘われるし、子どもも山が好きだから付き合うか」程度に思って登っていたつもりだったのが、この秋は山への憧れが強くなって来て、いても立ってもいられなくなってきました。
 まだまだ遠出は難しいので、高尾山、御嶽山、筑波山、金時山等など、南房総からでも日帰りできそうな山が頭に浮かんできます。12月に入って寒さが本格化しないうちに、なんとかスケボー狂いの子どもを説得して、山行きを決行したいともくろんでいます。



206 MC 2021/11/14
 エム‐シー【MC】[master of ceremonies]司会者。進行係。式場係。また、転じて、ロックコンサートなどで、曲と曲の間での演奏者のおしゃべり。(コトバンクより) . 
「M&Iです。この子と私のイニシャルから名付けました。名前の通り、初めは私の伴奏のみで子どもが歌うことにしていましたが、オレンジバンドから4人のミュージシャンにお手伝いしてもらうことにしました。ピアノのバッちゃん、カホンのリエコちゃん、コーラスのセッちゃんとマチャです。この子は今、スケートボードにはまっていますが、偶然にもマチャとリエコちゃんのお子さんもスケボにはまっていて、週に4,5回はスケボパークで一緒に楽しく滑っています。」以上、今日の音楽祭で語る予定のMCです。



205 緊張と期待 2021/11/013
 オレンジ主催の「ハッピーファミリー音楽祭」は、明日開催されます。私がギターを弾く場面もあるので、練習は積んでいるとは言え自分の中で緊張感が高まってきています。
 一方、この音楽祭が、当初の目的通り、里親と支援者、また、それを取り巻く一般の方々が自然な形で交流する場になってきていることに喜びを感じています。そして、音楽祭が、オレンジの里親支援活動の象徴とも言える存在になりつつあることに、年甲斐もなくワクワクしています。



204 イベント開催の意義 2021/11/12
 オレンジでは、3年前から立命館大学の徳永祥子先生を講師に招きライフストーリーワークの研修を実施しています。昨日行われた月1回の事例検討会の中で、徳永先生から「子どもに自然な形でメッセージを伝えるには、児童相談所での面接や家庭訪問といった改まった場ではなく、里親子の集まるイベント等を利用するのも一つの方法だ。」とのアドバイスをいただきました。
 新型コロナ感染拡大の第6波を懸念して、開催の決定を先延ばしにしてきた来年1月23日(日)の「餅つき大会」の開催に向けて、背中を強く押された思いです。



203 きっと誰かが祈ってる 2021/11/11
 「きっと誰かが祈ってる」(山田宗樹著・幻冬舎)を読みました。乳児院で働く保育士が、かつて乳児院から送り出し、里親夫婦との特別養子縁組をした女の子を、ある情報をきっかけに探し始める。そして悲惨な状況に置かれている女の子を救い出すべく動き出す。
 乳幼児期の愛着の問題をテーマにして、丁寧な取材の元に書かれた小説だという印象を持ちました。また、オレンジが組織全体で取り組んでいるライフストーリーワークの意味も考えさせられる作品だと思いました。



202 もはやバンド 2021/11/10
 いよいよ近づいてきた音楽祭に向けて、一昨日うちの子のやる楽曲の練習をしました。曲目は、子どもの希望で、当初は「嘘じゃない」という少し静かな曲をやる予定でしたが、米津玄師の「ピースサイン」というとてもテンポの速いロックに変更されました。それに伴って、伴奏も私のギターだけから急遽ピアノとカホンにも加わってもらいました。
 「ピースサイン」は、イントロと間奏にコーラスが入るのが聞かせどころの一つになっていますが、4人で音合わせをした際にそのことにあらためて気づき、この時期に5人目のコーラス要員もお願いしました。ぶっつけ本番に近い状態で音楽祭に臨むことになりそうです。



201 山の思い出 2021/11/09
 BSプレミアムの「山女日記」は、主人公の山岳ガイドが、訳ありの登山者と山を登りながら展開するドラマです。第1話から白馬岳、雨飾山、安達太良山と来て第4話は、八ヶ岳の赤岳が舞台でした。偶然ですが、この4回は私にとって思い出深い山ばかりが続きました。
 赤岳には、4年前の夏、子どもと里父母の3人で登りました。かなりきつい山行きになって、里母がバテてしまい山頂少し手前で私と子どもが登頂して戻ってくるのを待つことになりました。
 後で分かったことですが、里母がギブアップして待っていた場所は、山頂まで数分のところでした。里母は、未だに「分かっていれば頑張って登ったのに」と悔しがっています。

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